い【韋】
[音]イ(ヰ)(呉)(漢) 毛を取り去って柔らかくした動物の皮。なめしがわ。「韋編」
いだ‐てん【韋駄天】
《(梵)Skandaの音写。塞建陀・建陀の「建」を「韋」に誤ったものか》増長天の八大将軍の一。仏法の守護神。もとバラモン教の神で、シバまたはアグニ神の子。俗説に、仏舎利(ぶっしゃり)を盗んだ捷疾...
いだてん‐スプリンターズ【韋駄天スプリンターズ】
陸上リレーの男子日本代表チームの愛称。平成26年(2014)に一般公募により命名された。→椿(つばき)スプリンターズ [補説]足の速い神とされる韋駄天のように、どの国よりも速くトラックを駆け抜け...
いだてん‐たいふう【韋駄天台風】
進行方向を変えず、速い速度で進む台風。
いだてん‐ばしり【韋駄天走り】
非常に速く走ること。「—に逃げ出す」
い‐おうぶつ【韋応物】
[737ころ〜?]中国、中唐の詩人。京兆(陝西省西安)の人。蘇州刺史であったため韋蘇州とよばれる。陶淵明に心酔。自然詩人として、王維・孟浩然・柳宗元と並び称される。
い‐こう【韋后】
[?〜710]唐の第4代皇帝中宗の皇后。中宗復位後権勢を振るう。710年政権をねらって中宗を毒殺したが、李隆基(のちの玄宗)らの反乱で殺された。→武韋(ぶい)の禍(か)
い‐そう【韋荘】
[836ころ〜910]中国、晩唐の詩人。字(あざな)は端己(たんき)。杜陵(陝西省西安)の人。温庭筠(おんていいん)とともに唐五代の詞を代表する。唐末の都の荒廃をうたった長編の七言古詩「秦婦吟」...
いだいけ【韋提希】
《(梵)Vaidehīの音写》古代インド、マガダ国王頻婆娑羅(びんばしゃら)の后(きさき)。子の阿闍世(あじゃせ)王に幽閉された時に釈迦に「観無量寿経」を説かれたとされる。韋提希夫人(いだいけぶ...