たのうだ‐ひと【頼うだ人】
[連語]自分の頼みとする人。主人。「こちの—のやうに、ものを急に仰せ付けらるるお方はござらぬ」〈虎寛狂・末広がり〉
たのみ【頼み/恃み/憑み】
1 たのむこと。依頼すること。また、その内容。願い。「—を聞き入れる」 2 たよりにすること。あてにすること。「年金を—にする」 3 結納(ゆいのう)。「密通をいたせしこと、神(しん)もって存ぜ...
たのみ‐い・る【頼み入る】
[動ラ五(四)]心から頼む。頼み込む。「相手方に何度も—・る」
たのみ‐おさめ【頼み納め】
江戸時代、質入れした田畑からの収穫全部を質取人が利得とし、質入人は高額の質金を得た代わりに年貢・諸役を負担すること。幕府はこれを禁止した。らいのう。
たのみ‐きり【頼み切り】
たよりきること。また、そのもの。「吹雪面を撲(う)って、—の提灯の半丁ごとに消うる夜」〈蘆花・思出の記〉
たのみ【頼み】
1〔依頼〕 ((make)) a request ((to, of a person; for a thing))彼の頼みでそうしたのだI did so at his request.ひとつ頼み...
たのみこむ【頼み込む】
ask earnestly; plead ((with a person; for a thing));《文》 entreat頼み込んで仕事にありついたAfter 「much begging [...
たのむ【頼む】
1〔依頼する〕ask ((a person to do; that))彼にそれをするように頼んだI asked him to do it.彼に手紙[伝言]を頼んだI asked him to d...
たのもしい【頼もしい】
1〔頼りになる〕reliable頼もしい人a reliable person今度の社長は頼もしいねThe new president is to be depended on, isn't he...
たより【頼り】
君をすっかり頼りにしているI rely entirely on you.彼は頼りになるHe is reliable [trustworthy].彼は頼りにならないHe is unreliable...
たのむ【頼む】
[共通する意味] ★自分の希望するとおりにしてくれるよう相手に願ったり、望んだりする。[英] to ask[使い方]〔頼む〕(マ五)▽頼むから静かにしてくれ▽コーヒーを頼む▽紹介を頼む〔依頼〕ス...
たのもし【頼もし】
[共通する意味] ★互いに金銭を融通し合う民間の団体。[英] a mutual financing association[使い分け] 一定の期日ごとに一定の掛け金を出し、互いに金銭を融通し合う...
たよる【頼る】
[共通する意味] ★助けになるものと思う。[英] to depend on[使い方]〔頼る〕(ラ五)〔縋る〕(ラ五)[使い分け]【1】「すがる」は、苦しい状況、思わしくない状況の中で、物や人の力...
らい‐きょうへい【頼杏坪】
[1756〜1834]江戸後期の儒学者。安芸(あき)の人。春水の弟。名は惟柔(ただなご)。字(あざな)は千祺(せんき)。別号、春草。漢詩・和歌をよくし、また、広島藩の儒官として教育・治政にも功績...
らいこう【頼光】
⇒源頼光(みなもとのよりみつ)
らい‐さんよう【頼山陽】
[1781〜1832]江戸後期の儒学者・歴史家・漢詩人。大坂の生まれ。春水の長男。名は襄(のぼる)。字(あざな)は子成。18歳のとき江戸に出て経学・国史を学び、のち京都に上って私塾を開き、梁川星...
らい‐しゅんすい【頼春水】
[1746〜1816]江戸後期の儒学者。安芸(あき)の人。山陽の父。杏坪の兄。通称、弥太郎。大坂で儒学を学び、のち広島藩儒官となった。著「芸備孝義伝」など。
らい‐みきさぶろう【頼三樹三郎】
[1825〜1859]江戸末期の尊攘派の志士。京都の人。山陽の三男。大坂・江戸に遊学、勤王の志を抱き、梁川星巌らと国事に奔走。安政の大獄で捕らえられ、刑死。