かく‐りん【獲麟】
《麟は麒麟(きりん)。孔子が、その著「春秋」の「西に狩りして麟を獲たり」の句で筆を絶って死んだところから》 1 絶筆。または、物事の終わり。 2 臨終。
き‐りん【麒麟】
1 偶蹄(ぐうてい)目キリン科の哺乳類。首と脚が長く、頭頂までの高さは6メートルに達し、アカシアなど高木の葉を食べる。舌が長く、雌雄とも角をもつ。体表は黄白色の地に栗色・砂色などの斑があり、網目...
とべきりん【翔べ麒麟】
辻原登の歴史小説。阿倍仲麻呂を主人公とする。「読売新聞」に連載ののち、平成10年(1998)刊行。翌年、第50回読売文学賞受賞。
はな‐きりん【花麒麟】
トウダイグサ科の常緑低木。高さ50〜90センチ。枝は太く、屈曲し、鋭いとげがあってサボテンに似る。葉は倒卵形でつやがある。夏、紅色の苞(ほう)をもつ雄花と雌花とが集まって咲く。マダガスカル島の原...
りん【麟】
[人名用漢字] [音]リン(呉)(漢) 想像上の動物の名。「麟鳳(りんぽう)/獲麟・麒麟(きりん)」
おう‐おうりん【王応麟】
[1223〜1296]中国、南宋の学者。慶元(浙江省)の人。字(あざな)は伯厚(はくこう)。清朝考証学の先駆とされた。著「困学紀聞」「玉海」など。
おおとも‐そうりん【大友宗麟】
[1530〜1587]戦国時代の武将。豊後(ぶんご)臼杵城主。名は義鎮(よししげ)。キリスト教に入信し、洗礼名フランシスコ。北九州6か国を支配。ローマ教皇に少年使節を派遣。天正6年(1578)島...
しょう‐へいりん【章炳麟】
[1869〜1936]中国、清末・民国初の思想家。余杭(よこう)(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は枚叔(ばいしゅく)。号、太炎。漢民族による民族主義革命を主張。孫文・黄興(こうこう)と並...
はむろ‐りん【葉室麟】
[1951〜2017]小説家。福岡の生まれ。本名、本畑雄士。地方紙記者などを経て作家活動に入る。元禄時代を舞台にした「乾山晩愁(けんざんばんしゅう)」で歴史文学賞を受賞。歴史小説を中心に活躍し、...