ねんごろ【懇ろ】
《「ねもころ」の音変化》 [形動][文][ナリ] 1 心がこもっているさま。親身であるさま。「—にとむらう」「—なもてなし」 2 親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。「—な間柄」 [...
ねんごろ‐あい【懇ろ合ひ】
親しい間柄であること。また、男女が情を交わした仲であること。「小かんがいとしがる人と言うて互ひの—」〈浄・氷の朔日〉
ねんごろ‐が・る【懇ろがる】
[動ラ四]親しいようすをする。「—・らむ人のねぎごとに」〈源・常夏〉
ねんごろ‐き・る【懇ろ切る】
[動ラ四]縁を切る。男女の関係を断つ。「傾城なれば飽いた時は—・る」〈浄・用明天王〉
懇(ねんご)ろにな・る
親しい仲になる。特に、男女が情を通じる間柄になる。