か・ぬ【兼ぬ】
[動ナ下二]「か(兼)ねる」の文語形。
かね‐あい【兼(ね)合い】
1 二つのものがうまくつりあいを保つこと。均衡。平均。「予算との—で決める」 2 よい程合。「見込みの—、はづれけん」〈浄・薩摩歌〉
かね‐あ・う【兼(ね)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 両方がうまくつりあう。「需要と供給がうまく—・う」 2 互いに気がねをする。「兄弟心を—・ひて」〈浄・歌軍法〉
かね‐がね【予予/兼ね兼ね】
[副]以前から。かねて。「おうわさは—承っておりました」
かね‐ごと【予言/兼ね言】
前もって言いおいた言葉。約束の言葉。「思ひいでよ誰が—の末ならむ昨日の雲のあとの山風」〈新古今・恋四〉
かねあい【兼ね合い】
仕事と遊びの兼ね合いをみる「find a good balance [strike just the right balance] between work and fun彼らを仲裁するのは千番...
かねそなえる【兼ね備える】
彼女は美貌と知性を兼ね備えているShe has both beauty and intelligence./She is beautiful as well as intelligent.彼には...
かねる【兼ねる】
〔両方に役に立つ〕serve both as ((A and B));〔両方である〕be both ((A and B))仕事と遊びを兼ねるcombine business with pleas...
けん【兼】
ここが居間兼寝室ですThis room doubles as a living room and a bedroom./This is 「a bedroom-cum-sitting room [...
けんぎょう【兼業】
喫茶店と花屋を兼業しているHis family is running a coffee shop and a flower shop simultaneously.妻が入院中なので当分主婦兼業だ...
かねる【兼ねる】
[意味] 二つ以上の役目、働きなどをあわせ持つ。また、本来の役割以外の役割を持つ。[英] to combine[使い方]〔兼ねる〕(ナ下一)▽大は小を兼ねる([英]The greater ser...
けんぎょう【兼業】
[共通する意味] ★職業や任務、仕事を二つ以上同時にもっていること。[英] to hold an additional post[使い方]〔兼職〕スル▽会長と社長を兼職する▽兼職を認めず〔兼業〕...
けんしょく【兼職】
[共通する意味] ★職業や任務、仕事を二つ以上同時にもっていること。[英] to hold an additional post[使い方]〔兼職〕スル▽会長と社長を兼職する▽兼職を認めず〔兼業〕...
けんにん【兼任】
[共通する意味] ★職業や任務、仕事を二つ以上同時にもっていること。[英] to hold an additional post[使い方]〔兼職〕スル▽会長と社長を兼職する▽兼職を認めず〔兼業〕...
けんび【兼備】
[共通する意味] ★備えていること。[使い方]〔常備〕スル▽非常食を常備しておく▽常備薬〔兼備〕スル▽力と技を兼備する▽才色兼備〔完備〕スル▽空調を完備した部屋▽冷暖房完備[使い分け]【1】「常...
かねあきら‐しんのう【兼明親王】
[914〜987]醍醐天皇の皇子。源姓を名のり、左大臣となったが、関白藤原兼通にうとまれて辞任、嵯峨(さが)に引退。学問・詩歌にすぐれ、作品は本朝文粋・和漢朗詠集に収載。著「池亭記」。小倉親王。...
かねさだ【兼定】
室町後期の美濃の刀工。和泉守。「定」のウ冠の下を「之」と銘したので之定(のさだ)とよばれた。生没年未詳。
かねみつ【兼光】
鎌倉末期の刀工。備前長船(おさふね)の人。「左衛門尉」と銘した。生没年未詳。
かね‐もと【兼元】
⇒関孫六(せきのまごろく)
けんこう【兼好】
[1283ころ〜1352ころ]鎌倉後期から南北朝時代の歌人・随筆家。本名、卜部兼好(うらべかねよし)。吉田兼好は後世の俗称。後二条天皇に仕えて左兵衛佐(さひょうえのすけ)に至ったが、のち出家。和...