しん【津】
[常用漢字] [音]シン(呉)(漢) [訓]つ 〈シン〉 1 舟着き場。渡し場。「津渡/河津・入津・要津」 2 体から出る液体。つば・汗など。「津液」 3 次々とわき出てうるおす。「興味津津」...
しん‐えき【津液】
つばき。唾液(だえき)。また、体液。
しん‐しん【津津】
[ト・タル][文][形動タリ]あふれ出るさま。次々とわき出るさま。「興味—たる話」
しん‐りょう【津梁】
1 渡しと橋。また、渡し場の橋。 2 物事の橋渡しとなるもの。つて。手だて。 3 仏語。仏徳や仏の教えをたとえた語。衆生(しゅじょう)を救って彼岸に渡す意からいう。
つ【津】
1 船が停泊する所。また、渡船場。ふなつき場。港。「三箇(さんが)の—」「海上(うなかみ)のその—をさして君が漕(こ)ぎ行かば」〈万・一七八〇〉 2 港をひかえて、人の多く集まる所。また一般に、...
つしま‐ゆうこ【津島佑子】
[1947〜2016]小説家。東京の生まれ。本名、里子。太宰治の次女。「ナラ・レポート」で芸術選奨・紫式部文学賞受賞。他に「葎(むぐら)の母」で田村俊子賞、「草の臥所(ふしど)」で泉鏡花文学賞、...
つのくにや‐とうべえ【津国屋藤兵衛】
細木藤兵衛(さいきとうべえ)の異称。
つむら‐きくこ【津村記久子】
[1978〜 ]小説家。大阪の生まれ。会社勤務のかたわら執筆活動を続け、「ポトスライムの舟」で芥川賞受賞。他に「君は永遠にそいつらより若い」「ミュージック・ブレス・ユー!!」など。
つむら‐せつこ【津村節子】
[1928〜 ]小説家。福井の生まれ。本姓、吉村。旧姓、北原。吉村昭の妻。「玩具」で芥川賞受賞。自伝的小説、歴史小説、エッセーなど幅広く活躍。「智恵子飛ぶ」で芸術選奨受賞。他に「さい果て」「海鳴...
つもと‐よう【津本陽】
[1929〜2018]小説家。和歌山の生まれ。本名、寅吉(とらよし)。犯罪小説、企業小説など幅広いジャンルを手がける。剣豪小説ではブームの火付け役となった。歴史小説の幅を広げた人気作家として高い...