せぐ・る
[動ラ四]涙や吐きけなどがこみあげる。せきあげる。多く、「せぐりあげる」「せぐりくる」などと複合語の形で用いる。「九郎助は老の逸徹(いってつ)、息も涙も—・りかけ」〈浄・布引滝〉
せぐり‐あ・げる【せぐり上げる】
[動ガ下一][文]せぐりあ・ぐ[ガ下二]せきあげる。こみあげる。しゃくりあげる。「時々胸から—・げて来る涙を」〈秋声・あらくれ〉
つるし‐あ・げる【吊るし上げる】
[動ガ下一][文]つるしあ・ぐ[ガ下二] 1 物をつるして上へひきあげる。「高い枝に—・げる」 2 目などをひきつったように上にあげる。つりあげる。「遺恨の眦(まなじり)—・げ」〈露伴・露団々〉...
けり‐あ・げる【蹴り上げる】
[動ガ下一][文]けりあ・ぐ[ガ下二] 1 蹴って上にあげる。けあげる。「ボールを高く—・げる」 2 ものを下方から蹴る。けあげる。「腹を—・げる」
ひ‐めい【悲鳴】
[名](スル) 1 悲しんで鳴くこと。また、その声。「家鶏は窮屈なる籠に—す」〈独歩・愛弟通信〉 2 苦痛・恐怖などのために声をあげること。また、その声。「激痛に—をあげる」「またまた—する新太...
呻き声
a groan; a moan(▼groanの方が声が低い)うめき声をあげるgroan
贈る
1〔物をあげる〕give ((a person a thing));〔賞・記念品などを与える〕present ((a person a thing; a person with a thing;...
惜しい
1〔失いがたい〕命が惜しいLife is dear [precious] to me.惜しい人をなくしたものだHis death is a great loss (to us).惜しそうにgru...
雄叫び
a war cry;〔動物の吠え声〕a roar;〔鳥のかん高い叫び声〕a screech, a scream雄叫びをあげる〔人が〕give [raise] a war [battle] cry
数え立てる
彼女の失敗を数え立ててばかりいるHe is always enumerating [listing] her mistakes. ⇒かぞえあげる(数え上げる)
くださる
[共通する意味] ★ある者がある者の方へ利益となる物事を移動させる。[英] to give; to award[使い方]〔与える〕(ア下一)▽子供にいい本を与える▽人々に感銘を与える〔授ける〕(...
くれる
[共通する意味] ★ある者がある者の方へ利益となる物事を移動させる。[英] to give; to award[使い方]〔与える〕(ア下一)▽子供にいい本を与える▽人々に感銘を与える〔授ける〕(...
たまわる【賜る】
[共通する意味] ★ある者がある者の方へ利益となる物事を移動させる。[英] to give; to award[使い方]〔与える〕(ア下一)▽子供にいい本を与える▽人々に感銘を与える〔授ける〕(...
あげる
[共通する意味] ★ある者がある者の方へ利益となる物事を移動させる。[英] to give; to award[使い方]〔与える〕(ア下一)▽子供にいい本を与える▽人々に感銘を与える〔授ける〕(...
さしあげる【差し上げる】
[共通する意味] ★ある者がある者の方へ利益となる物事を移動させる。[英] to give; to award[使い方]〔与える〕(ア下一)▽子供にいい本を与える▽人々に感銘を与える〔授ける〕(...
いちりゅうまんばい【一粒万倍】
一粒の種子をまけば、実って万倍もの収穫を得ることができる意から、わずかなものから多くの利益があがるたとえ。また、わずかなものでも粗末にしてはいけないという戒め。また、一つの善行が多くのよい結果をもたらすたとえ。▽「稲」の異名。
いっしょうさんたん【一唱三歎】
すばらしい詩文を賞賛する語。詩歌を一度詠み上げる間に、何度も感嘆する意から。▽「三」は何度もの意。「歎」は感じ入ってため息をつく、感心して褒めあげること。もとは先祖のみたまやである宗廟そうびょうの祭祀さいしで音楽を奏するとき、一人が唱うたえば、三人がこれに和して唱ったことをいった。「唱」は「倡」、「歎」は「嘆」とも書く。
かちょうふうえい【花鳥諷詠】
四季の移り変わりによる自然界や人間界のあらゆる現象を、そのまま客観的にうたうべきであるとする俳句理念。▽高浜虚子たかはまきょしが提唱し、ホトトギス派の基本理念となった。「花鳥」は自然のたとえ。「諷詠」は詩歌をうたい作ること。
きょそしっとう【挙措失当】
事に当たって対処の仕方や振る舞いが適当でないこと。▽「挙措」はからだのこなし。動作。態度。立ち居振る舞い。「失当」は適当さを欠くこと、適当でないこと。「挙措きょそ、当とうを失しっす」と訓読する。
そうようきび【蒼蠅驥尾】
つまらぬ者であっても、すぐれた人についていけば功名を得ることができるということのたとえ。▽「蒼蠅驥尾に付して千里を致いたす」の略。「蒼蠅」はあおばえ、「驥尾」は一日に千里を走るという名馬のしっぽ。はえは遠くには飛べないが、駿馬しゅんめの尾についていれば遠くまで行くことができるという意。単に「驥尾に付す」ともいう。