うぶ【初/初心/産/生】
[名・形動] 1 (初・初心)世間ずれがしていないこと。ういういしいこと。また、そのさま。「そのまま信じるほど—ではない」 2 (初・初心)まだ男女の情を解しないさま。「—な娘」 3 (産・生)...
まま
[接助]《名詞「まま(儘)」から》用言または助動詞の連体形に接続する。 1 (多く完了の助動詞「た」に続けて「…たまま」の形で用いる)ある動作や状態が保たれた状況で、別の動作がなされる意を表す。...
まま【儘/随/任】
《「まにま」の音変化》多く連体修飾語を受けて形式名詞的に用いられる。 1 その状態に変化のないこと。それと同じ状態。「昔の—」「現状の—」「立った—の姿勢」 2 (多く「ままになる」の形で用いる...
わが‐まま【我が儘】
[名・形動]自分の思いどおりに振る舞うこと。また、そのさま。気まま。ほしいまま。自分勝手。「—を通す」「—な人」 [連語]《代名詞「わ」+助詞「が」+名詞「まま」》自分の思いのまま。「—に誇...
たて‐ぎょく【建(て)玉】
株式の信用取引や商品の先物取引で、売買約定をしたまままだ未決済のもの。買ったままで未決済の状態を買建玉、売ったままで未決済の状態を売建玉という。ポジション。
青写真
I〔設計図〕a blueprint新しいビルの青写真を作るmake [draw up] blueprints for the new buildingII〔計画〕その計画は青写真のまま終わってし...
あからさま
あからさまな(に) 〔ありのままの〕plain(ly);〔率直な〕frank(ly), candid(ly);〔単刀直入な〕direct(ly), straightforward(ly);〔露骨...
あからさまな【あからさまな(に)】
〔ありのままの〕plain(ly);〔率直な〕frank(ly), candid(ly);〔単刀直入な〕direct(ly), straightforward(ly);〔露骨な〕crude(l...
開けっ放し
I〔開けたままなこと〕戸を開けっ放しにしておくleave a door open戸が開けっ放しになっていたThe door was ajar.II〔あけすけ〕開けっ放しの 〔発言などが〕outs...
足
I1〔動物の脚〕a leg;〔たこ・いかの〕an arm足の長い少女a long-legged girl足を組むcross one's legs足を伸ばす[曲げる]stretch [bend] ...
かって【勝手】
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
きまま【気まま】
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
わがまま
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
すき【好き】
[共通する意味] ★自分の思いどおりに行動すること。[英] selfishness[使い方]〔勝手〕(名・形動)▽何をしようと君の勝手だ▽勝手に使ってはいけない〔気まま〕(名・形動)▽気ままな生...
おふくろ
[共通する意味] ★母親を敬い、あるいは親しんでいう語。[英] a mother; a mamma(ママ)[使い方]〔お母さん〕▽お母さんがお弁当を作ってくれた▽お母さん、早く起きてよ〔ママ〕▽...
あんちゅうもさく【暗中模索】
手がかりのないまま、あれこれとやってみること。暗闇くらやみの中で、手探りをして求める意から。▽「模」は「摸」とも書く。
いとうひつずい【意到筆随】
詩文などを作るとき、心のまま自然に筆が進むこと。▽「意到」は感興がおこる意。また、書きたい意欲がわくこと。「筆随」は筆が心の動きに応じて、すらすら進むこと。一般に「意い到いたりて筆ふで随したがう」と訓読を用いる。
うんすいあんぎゃ【雲水行脚】
僧が全国各地をめぐりながら修行すること。また一般に、人が行方を定めず思うままに旅すること。
えてかって【得手勝手】
他人に構わず自分の都合ばかりを考えて、わがまま放題にするさま。▽「得手」は本来は得意なものの意。
おうこうかっぽ【横行闊歩】
気ままに威張って歩くこと。また、思うままに振る舞うこと。多く悪人についていう。▽「横行」は気ままにのし歩くこと。また、ほしいままに振る舞うこと。「横」はほしいまま、道理にもとる意。「闊歩」は威張って堂々と歩くこと。
イ‐スンマン【李承晩】
[1875〜1965]韓国の政治家。韓国併合後、米国で朝鮮独立運動に従事。1948年、大韓民国の成立とともに初代大統領に就任。第3代まで務める。反共親米政策を推進、1960年の選挙で4選したが、...
いのうえ‐てつじろう【井上哲次郎】
[1856〜1944]哲学者。福岡の生まれ。東大教授。ドイツ観念論哲学を紹介し、日本の観念論哲学を確立。また、外山正一(とやままさかず)・矢田部良吉と「新体詩抄」を刊行し、新体詩運動を興した。著...
えい‐そう【睿宗】
[662〜716]中国、唐の第5代および第7代皇帝。在位684〜690、および710〜712。高宗の第8子。書道にすぐれ、文学や経典の教養もあったが、政治的には、母の則天武后や韋后(いこう)の意...
かだ‐の‐ありまろ【荷田在満】
[1706〜1751]江戸中期の国学者。春満(あずままろ)の甥(おい)でその養子。春満の有職故実(ゆうそくこじつ)の研究を受け継ぎ、田安宗武に仕え、歌学革新に努めた。著「国歌八論」など。
かも‐の‐まぶち【賀茂真淵】
[1697〜1769]江戸中期の国学者・歌人。遠江(とおとうみ)の人。岡部氏。号、県居(あがたい)。荷田春満(かだのあずままろ)に学び、国学四大人の一人といわれる。田安宗武に仕え、広く古典を研究...
アルコールと肝臓
アルコールを分解して無毒化することも、肝臓の仕事の一つです。お酒からとったアルコールの約20%は胃から、残りの約80%は小腸から吸収され、門脈を通って肝臓へ運ばれます。 肝臓に運ばれたアルコールは、アルコール脱水素酵素(ADH)などのはたらきによって、アセトアルデヒドという物質に分解されます。 アセトアルデヒドは、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって酢酸に分解されます。酢酸は無害な物質で、全身を巡る間に筋肉や脂肪組織で分解され、最終的には二酸化炭素と水になり、尿や息と一緒に体外へ排泄されます。 なお、アルコールの約20%くらいは代謝されず、そのままの形で尿や汗、息などとともに排泄されます。
咽頭・喉頭の3つのはたらき
鼻腔、口腔から食道の上端までを咽頭と呼びます。 咽頭は、食物を食道に送る通路と、空気を気管に送る通路が交差する場所です。 咽頭の中ほどにある軟口蓋と、喉頭の上部にある喉頭蓋を使って、鼻腔から運ばれた酸素を気管へ、口腔から運ばれた食物を食道へと、それぞれ振り分けています。 口や鼻から酸素を取り入れる際に侵入する病原菌に対し、その防御機構として、のどにはリンパ球の集合組織である扁桃があります。 扁桃には、咽頭扁桃、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌根扁桃の4種類があります。俗に"扁桃腺"と呼ばれるのは口蓋扁桃のこと。口を開けたときに喉の奥、両側に見える部分です。 喉頭は、咽頭の下、気管への入り口付近にあり、甲状軟骨、輪状軟骨などの軟骨に囲まれています。 成人男性では、甲状軟骨の一部が突起して首の全面に飛び出しており、"のどぼとけ"と呼ばれています。 哺乳類は喉頭をもちますが、その形状は咽頭のなかに高く飛び出す形で鼻腔の後ろにはまりこんでおり、空気を通すだけのはたらきです。 人間の喉頭は低く、咽頭のなかにわずかに飛び出している形状になっています。そのため、通常、人間の喉頭は咽頭のなかで開いており、食物が通るときだけ喉頭蓋によってふさがれるというしくみになっています。空気と食物の通り道で、その交通整理をするのが喉頭というわけです。 声帯は、喉頭の中央にあるひだ状(声帯ひだ)の器官で、弾力性の高い筋肉からできています。 前方は甲状軟骨、後方は披裂軟骨につながっています。左右の声帯ひだの隙間が声門です。 喉頭筋が声帯を開閉させて、声門が伸縮します。呼吸時には大きく開き、声を出すときにはゆるやかに開閉します。肺から吐き出された空気がゆるやかに開閉される声門を通るとき、声帯に振動を与え、声となって発せられます。 声は、出すときに声帯が振動する数やその大きさにより、高低、大小の違いがあります。 声帯の長さは男性およそ20mmに対し、女性はおよそ16mm。その厚みも若干男性のほうが厚く、女性が薄くなっています。女性のほうが声帯は振動しやすく、高い声になります。思春期以降の男性はのどぼとけができることから、より声帯が長く、厚くなり、振動しにくくなるため、声が低くなります。 声門が閉じて、声帯の振幅が大きいと声は大きく、声門を少し開いて、振幅が小さいと声は小さくなります。 カラオケで熱唱したり、大声で怒鳴ったり……。そんな声の酷使が粘膜の充血をまねきます。 粘膜が充血した状態のまま、さらに大声を張り上げるなどして、声帯に激しい刺激が加わると、粘膜下の血管が傷害されて血腫ができます。 安静にしていれば、血腫が吸収される可能性もありますが、そのまま声帯を酷使し続けるとポリープ(良性腫瘍)になります。 声帯ポリープの症状は、主に声がれですが、同時にのどや発声時の違和感などの症状が出る場合もあります。 治療法としては、一般的には、喉頭顕微鏡下手術(ラリンゴマイクロサージェリー)が用いられますが、手術を希望しない場合や、全身麻酔が不可能な場合は、外来でファイバースコープを用いた摘出術を行います。 手術後は、声帯の傷の安静のため、1週間前後の沈黙期間が必要になります。 予防法としては、声をなるべく使わないようにし、声やのどに違和感があるときは、のどの安静を心がけます。また、お酒やたばこも控えるようにします。 のどを安静にしてから2週間たっても改善されないようなら、耳鼻咽喉科を受診し、喉頭がんなどほかの病気がないか、検査が必要です。
花粉症の仕組みと人体への影響(スギ花粉皮膚炎)
免疫が花粉に対して過敏に反応し(アレルギー反応)、多彩な症状が現れるのが花粉症です。さまざまな植物の花粉で花粉症がおきますが、代表格は"スギ花粉"です。 スギ花粉症がわが国で初めて報告されたのは昭和30年代終盤。以来、毎春、スギ花粉に悩まされる人(とくに小児)が増加しているといわれます。その要因の一つとして、国産木材の利用低迷などにより伐採が進まず、花粉を多くつける樹齢30年以上のスギ林が増加―。スギ花粉飛散量が増えたことがあげられます。 花粉症は、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患をもつ人、あるいは家族に何らかのアレルギーがある人がなりやすいと考えられています。 また、今まで花粉症になったことがない人でも、大量の花粉にさらされると免疫が花粉に過敏に反応するようになり、花粉症を発症しやすくなります。 花粉症は、まず体内で以前侵入した花粉を"悪者"と記憶する「感作(かんさ)」という状態がつくられたところへ、新たに花粉が侵入してきた際に発症します。鼻の粘膜に花粉がつくと、くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状が現れます。目(結膜)の粘膜に花粉がつくと、目のかゆみや涙目、充血などの症状が現れます。大半はこのような目や鼻の症状を訴えるため、「花粉症は目や鼻の病気」と思われがちです。しかし近年、前述の症状以外に、咳や頭痛、全身倦怠感、発熱などを伴うことがあることが知られるようになり、現在、「花粉症は全身性疾患だ」と考えられています。 花粉症の多彩な症状のなかで、最近、とくに注目されているのが"スギ花粉皮膚炎"です。目の周りや頬、あるいは首の皮膚がカサカサして赤い斑点ができ、かゆみが現れます。多くの場合、ジュクジュクした湿疹にはならず、軽症のまま軽快します。また、春以外の季節には見られないことも特徴です。 スギ花粉皮膚炎は、皮膚に花粉が触れることによって発症します。本来、皮膚の一番外側にある角層が花粉などの異物を通さないバリアとして機能し、健康な皮膚が保たれていますが、乾燥などで角層のバリア機能が弱まってしまうと花粉が角層の奥へ侵入してアレルギー反応が出現、スギ花粉皮膚炎がおきる、と考えられています。 ①免疫を担う細胞の一つであるマクロファージが侵入してきたスギ花粉を食べ、「これは敵だ」という情報を、T細胞に伝える ②T細胞が、マクロファージから受け取った敵の情報をB細胞に伝えると、B細胞は「スギ特異的IgE抗体」をつくる ③抗体は粘膜などに存在する肥満細胞と合体する(これを感作という) ④再び侵入したスギ花粉が抗体と結合すると、肥満細胞から化学物質が出てアレルギー症状が出る