ろく‐すっぽ【陸すっぽ/碌すっぽ】
[副]《「ろくずっぽ」とも》あとに打消しの語を伴って、物事を満足になしとげていないさまを表す。ろくに。ろくすっぽう。「—聞きもしない」 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐ろく【陸陸/碌碌】
[副]「ろくすっぽ」に同じ。「忙しくて—寝ていない」 [補説]「碌碌」は当て字。
ろく‐だま【陸だま/碌だま】
[副]《「ろくたま」とも》「ろくすっぽ」に同じ。「笠付さへ—に出来ぬやつが」〈洒・列仙伝〉 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐そっぽう【陸そっぽう/碌そっぽう】
《近世江戸語》 [形動]あとに打消しの語を伴って、満足な状態でないさまを表す。ろくな。「どうで—な事はねえはずだ」〈滑・浮世風呂・二〉 [副]「ろくすっぽ」に同じ。「—およぎも知らねえで」〈...