いっ‐せん【一銭】
1 貨幣の単位。→銭 2 わずかな金額。「—にもならない仕事」「—を笑う者は—に泣く」 3 一文(いちもん)、また一文銭のこと。 4 「一銭剃(ぞ)り」の略。
いっせん‐いちじ【一銭一字】
「一字3」に同じ。
いっせん‐ぎり【一銭切り】
戦国時代の軍律にみられる死刑の一。たとえ1銭でも盗んだ者は首を切られるからとも、首の切り口の形が銭に似ているからともいう。「みだりがはしき輩(ともがら)あらば、—と御定めあって」〈信長記・一〉
いっせん‐しょく【一銭職】
一銭剃りを職業とした者。
いっせん‐じょうき【一銭蒸汽】
《初め、1区間の運賃が1銭だったところから》明治から第二次大戦前まで、東京の隅田川を航行した小型客船。ぽんぽん蒸気。