あく‐せ【悪世】
悪い世の中。特に、仏法の衰えた時代。末法の世。末世。「末代—に及ばんまで、この仏を一称一礼せん人は」〈今昔・一一・一五〉
麻(あさ)の如(ごと)・し
《麻糸がもつれ乱れているようだ、の意から》世の中の状態などがひどく乱れているさま。「天下—・く乱れる」
あさ‐びらき【朝開き】
朝、船が港を出ること。朝の船出。「世の中を何にたとへむ—漕(こ)ぎ去(い)にし船の跡なきごとく」〈万・三五一〉
あさまし・い【浅ましい】
[形][文]あさま・し[シク]《動詞「あさ(浅)む」の形容詞化》 1 品性が卑しい。さもしい。下劣だ。「—・い了見」「—・い根性」 2 見苦しく情けない。嘆かわしい。「—・い世の中」 3 身分や...
あじき‐な・い【味気無い】
[形][文]あぢきな・し[ク]《「あずきなし」の音変化。「味気」は当て字》 1 「あじけない」に同じ。「—・い世の中」 2 乱暴である。不当である。「汝(いまし)甚だ—・し」〈神代紀・上〉 3 ...
悪平等
perverted equality悪平等の世の中a falsely egalitarian society/a society which rewards [treats] unequals ...
浅ましい
1〔卑しい〕base, mean, ignoble;〔恥知らずの〕shameless;〔軽べつすべき〕despicable浅ましい男a despicable [base] man浅ましい動機ba...
甘い
I1〔糖分の味がする〕sweet; sugary甘い物sweets甘い味がするIt tastes sweet./It has a sweet taste.甘くするsweeten/sugar彼らは...
有り様
〔状態〕a state, a condition;〔ひどい光景〕a sight世の中の有り様the state of the world住む家もない悲惨な有り様だったThey had no pl...
有りふれた
1〔平凡な〕commonplace; ordinary; run-of-the-millありふれた間違いa common errorごくありふれた水着a very commonplace [or...
せけん【世間】
[共通する意味] ★人が他と関係しあいながら生活する場。[英] the world; society[使い方]〔世間〕▽世間に顔向けできない▽世間の目を気にする▽渡る世間に鬼はない〔世の中〕▽最...
よのなか【世の中】
[共通する意味] ★人が他と関係しあいながら生活する場。[英] the world; society[使い方]〔世間〕▽世間に顔向けできない▽世間の目を気にする▽渡る世間に鬼はない〔世の中〕▽最...
しゃかい【社会】
[共通する意味] ★人が他と関係しあいながら生活する場。[英] the world; society[使い方]〔世間〕▽世間に顔向けできない▽世間の目を気にする▽渡る世間に鬼はない〔世の中〕▽最...
よ【世】
[共通する意味] ★人が他と関係しあいながら生活する場。[英] the world; society[使い方]〔世間〕▽世間に顔向けできない▽世間の目を気にする▽渡る世間に鬼はない〔世の中〕▽最...
せかい【世界】
[共通する意味] ★人が他と関係しあいながら生活する場。[英] the world; society[使い方]〔世間〕▽世間に顔向けできない▽世間の目を気にする▽渡る世間に鬼はない〔世の中〕▽最...
あんのんぶじ【安穏無事】
変事もなく、穏やかで安らかなさま。社会や暮らしなどの穏やかな様子をいう。▽「安穏」は穏やかな様子。「穏」は「おん」とも読む。
ういてんぺん【有為転変】
この世のすべての存在や現象は、さまざまな原因や条件によって常に移り変わるものであり、少しの間もとどまっていないこと。また、この世が無常で、はかないものであるたとえ。▽もと仏教語。「有為」は因縁(原因や条件)によって生じたこの世の一切の現象。「ういてんべん」とも読み、また音が転じて「ういてんでん」と読む場合もある。
うみせんやません【海千山千】
長い年月にさまざまな経験を積んで、世の中の裏も表も知り尽くしていて悪賢いこと。また、そういうしたたかな人。▽「海に千年、山に千年」の略。海に千年、山に千年棲すみついた蛇は竜になるという言い伝えから。
うむそうせい【有無相生】
有と無は、有があってこそ無があり、無があってこそ有があるという相対的な関係で存在すること。また、この世のものはすべて相対的な関係にあること。▽「相生」は互いに生じ合うこと。もとは、人間の価値観は要するに相対的なものであって絶対的なものではないのに、それを絶対的なものと錯覚して、万物を勝手に歪曲わいきょくして秩序立てている人間の愚かさと危うさを警告した『老子』の中の語。「有無うむ相生あいしょうず」と訓読する。
えいこせいすい【栄枯盛衰】
栄えることと衰えること。栄えたり衰えたりを繰り返す人の世のはかなさをいう。▽「栄枯」は草木が茂り盛んなことと枯れしぼむこと。転じて、人や家門などの繁栄や衰退をいう。