かた‐ず・む【片ずむ/偏む】
[動マ五(四)]一方へかたよる。「右なら右、左なら左へ—・んだ揺れ方をしているような奴は」〈里見弴・多情仏心〉 [補説]「ずむ」の歴史的仮名遣いは未詳。「かたづむ」とも。
かた‐でり【偏照り/片照り】
晴れた日ばかりが続くこと。⇔偏降(かたぶ)り。
かた‐な【片名/偏名】
1 ㋐2字で成り立っている名の片方の字。偏諱(へんき)。「我が—に父が—を取って経春とつくべし」〈盛衰記・三六〉 ㋑俳号などで、2字以上の場合、略して1字を書くもの。例えば「去来」を「来」と記す...
かた‐ぶり【偏降り/片降り】
雨降りばかりが続くこと。⇔偏照(かたで)り。
かた‐ほ【偏/片秀】
[形動ナリ] 1 完全に整っていないさま。未熟。不十分。⇔真秀(まほ)。「御心ばへ、人柄どもさへ、いささか—にて」〈大鏡・道長上〉 2 容貌(ようぼう)が醜いさま。不器量。「—にものし給はむ人の...
かたより【片寄り・偏り】
⇒かたよる(片寄る)その報道には片寄りがあるようだThe report seems to be slanted [biased].
かたよる【片寄る・偏る】
I〔一部分だけに集まる〕聴衆は部屋の横の方に片寄って座っていたThe audience had clustered on one side of the room.II1〔一方に傾く〕lean,...
ひとえに【▲偏に】
〔全く〕wholly;〔ひたすら〕earnestly成功したのもひとえにあなたのおかげですIt is entirely due to you that I have succeeded.失礼の段...
へん【偏】
the left-hand side [radical] of a Chinese character衣偏the“clothing”radical of kanji [Chinese chara...
へんあい【偏愛】
partiality ⇒ひいき(贔屓)偏愛する be partial ((to))
へんきょう【偏狭】
[共通する意味] ★心が狭いさま。[英] narrow-mindedness[使い方]〔狭量〕(名・形動)▽狭量な考え▽狭量な人〔狭隘〕(形動)▽狭隘な心〔偏狭〕(名・形動)▽偏狭な考え▽偏狭な...
へんくつ【偏屈】
[共通する意味] ★心が曲がっていて、性質が素直でないこと。[使い方]〔偏屈〕(名・形動)▽年をとると偏屈になる▽偏屈な人▽偏屈者〔気むずかしい〕(形)▽父は気むずかしい顔で新聞を読んでいる▽気...
へんけん【偏見】
[共通する意味] ★以前からもっている固定した考え、見方。[英] preconception[使い方]〔先入観〕▽先入観で人を判断してはいけない▽先入観が邪魔をして正しい見方ができない〔先入主〕...
へんしゅうきょう【偏執狂】
[共通する意味] ★ある一つのことに異常に執着する病的症状の人。[英] a monomaniac[使い分け] 「偏執狂的」「モノマニアック」の形でも使う。「偏執狂」は「へんしつきょう」とも。