あ【吾/我】
[代]一人称の人代名詞。わたし。われ。わ。「—を待つと君が濡れけむ」〈万・一〇八〉 [補説]主に上代に用いられ、平安時代には「あが」の形を残すだけになった。
あ‐が【吾が】
[連語]《一人称の人代名詞「あ」+格助詞「が」》 1 《「が」は主格を表す》私が。「一世(ひとよ)にはふたたび見えぬ父母を置きてや長く—別れなむ」〈万・八九一〉 2 《「が」は連体格を表す》私の...
あ‐が‐おもと【吾が御許】
[連語]宮仕えの女房などを親しんで呼ぶ語。「—、はやくよきさまに導ききこえ給へ」〈源・玉鬘〉
あ‐が‐きみ【吾が君】
[連語] 1 自分の主人、また、上位の貴人を敬って呼ぶ語。御主人様。あなた様。「—は、なにの御位にかおはしますらむ」〈宇津保・春日詣〉 2 親しみを込めて相手に呼びかける語。わたしのお方。あなた...
あがつま‐がわ【吾妻川】
群馬県中西部を流れる川。長野との県境にある鳥居峠付近に源を発し、東流して渋川市で利根川に合流する。長さ76キロ。上・中流に渓谷があり、国指定名勝の吾妻峡がある。中・下流は河岸段丘が発達している。