あり【在り】
あること。存在すること。多く「の」を伴って「ありの…」の形で用いられる。→ありのことごと →ありのすさび →ありのまま
あ・り【有り/在り】
[動ラ変]「あ(有)る」の文語形。
あり‐あ・う【有り合う/在り合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 たまたまそこにある。ありあわせる。「幸い—・う茶碗でそっと舷外の水をすくって」〈蘆花・思出の記〉 2 ちょうどそこに居合わせる。「至れりし国にてぞ、子産めるものども—・へ...
あり‐あり【有り有り/在り在り】
[副] 1 はっきりと外に現れるさま。明らかに。「顔に不満の色が—(と)見えた」 2 まるで現実であるかのようにはっきりと見えるさま。鮮やかに。「なき友の姿が—(と)目に浮かぶ」
ありあり・し【有り有りし/在り在りし】
[形シク] 1 事実そのままらしい。ありのままである。「心深く大人のやうにおはすれば、—・しうは世にのたまはじ」〈宇津保・楼上下〉 2 当然あるべきさまである。望ましいさまだ。「—・シイ体(てい...
あらしめる【在らしめる】
彼女の助力が彼の今日をあらしめたThanks [Owing] to her help, he has become what he is today.
ありか【在▲処】
whereabouts(▼単数・複数扱い)金のありかを教えてくれTell me where the money is (kept).彼の現在のありかは不明であるHis present where...
ありかた【在り方】
福祉の在り方the ideal method of carrying out welfare work国会の在り方を問いたいI'd like to consider what the Diet ...
ありきたり【在り来たり】
ありきたりの ordinary;〔ありふれた〕commonplace;〔因習的な〕conventional;〔慣習的な〕customaryありきたりの家a commonplace [an ord...
ありしひ【在りし日・有りし日】
1〔以前〕past days; the old days; bygone days;《文》 the days of yoreこんな静かな夜には在りし日のことが心に浮かんでくるOn such a ...
ざい【在】
[共通する意味] ★都会から離れた地方。[英] the country[使い方]〔田舎〕▽都会よりも田舎の方が住みやすい▽田舎だから、交通の便がよくない〔郷〕▽郷に入(い)っては郷に従え(=住む...
ざいがく【在学】
[共通する意味] ★学校に、学生、生徒、児童として籍をおいていること。[英] in〔at〕school[使い方]〔在校〕スル▽彼はかつてわが校に在校していた▽在校生〔在学〕スル▽弟は中学二年に在...
ざいこう【在校】
[共通する意味] ★学校に、学生、生徒、児童として籍をおいていること。[英] in〔at〕school[使い方]〔在校〕スル▽彼はかつてわが校に在校していた▽在校生〔在学〕スル▽弟は中学二年に在...
ざいしょ【在所】
[共通する意味] ★都会から離れた地方。[英] the country[使い方]〔田舎〕▽都会よりも田舎の方が住みやすい▽田舎だから、交通の便がよくない〔郷〕▽郷に入(い)っては郷に従え(=住む...
ざいしょ【在所】
[共通する意味] ★生まれ育った土地。[英] one's hometown[使い方]〔故郷〕▽故郷を出てから十年になる▽故郷の山河▽故郷に帰る〔郷里〕▽父の郷里は北海道だ▽郷里には母がいる〔ふる...
ありわら‐の‐しげはる【在原滋春】
平安前期の歌人。業平(なりひら)の第2子。その歌は古今集・新勅撰集に収録。大和物語の作者との説もある。在次の君。生没年未詳。
ありわら‐の‐なりひら【在原業平】
[825〜880]平安前期の歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。阿保親王の第5子。情熱的で詠嘆の強い和歌を残し、伊勢物語の主人公とされる。美男子の代表といわれる。在五中将。
ありわら‐の‐ゆきひら【在原行平】
[818〜893]平安前期の歌人。阿保親王の第2子。業平の兄。子弟教育のために奨学院を創立。古今集・後撰集などに歌がある。
ざい‐ご【在五】
《在原(ありわら)氏の五男の意》「在五中将」の略。
ざいご‐ちゅうじょう【在五中将】
在原業平(ありわらのなりひら)の通称。