あいみ‐たがい【相身互い】
《「相身互い身」の略》同じ境遇にある者どうしが同情し、助け合うこと。また、その間柄。「武士は—」
あげ‐ぜん【上(げ)膳】
自分では何もせずに座ったままで、食事の膳を出してもらうこと。また、そのような恵まれた境遇。「—据え膳」
あげぜん‐すえぜん【上(げ)膳据(え)膳】
自分は座ったままで、食膳を出してもらい、食事がすんだら膳を取り下げてもらうこと。またそのように、すべてのことを他の人にしてもらって、何もしなくてよい境遇。
あし‐ぬき【足抜き】
[名](スル) 1 芸妓や娼妓などが前借り金を清算しないで逃げること。あしぬけ。「—でもされてはと思ってんのかな」〈高見・人間〉 2 つらい状況・境遇などから抜け出すこと。「—がならぬさうにぞみ...
あり‐さま【有(り)様】
1 物事の状態。ありよう。「世の中の—」「事故の—」「こんな—では完成しない」 2 身分。境遇。「数ならぬ—なめれば、必ず人笑へに憂きこと出で来むものぞ」〈源・宿木〉 →様子(ようす)[用法]
哀れむ
〔かわいそうに思う〕pity, have [take] pity ((on)),feel pity [sorry] ((for));〔同情する〕feel sympathy ((for)),sym...
有為転変
〔世の中・人の心などの〕mutability;〔境遇などの〕the vicissitudes of life [fate, fortune], the mutability of this wo...
飼い殺し
1〔死ぬまで養うこと〕飼い殺しにする〔動物を〕keep animals for life though they're useless/〔雇い人を〕just keep a (useless) p...
境遇
〔身の上,暮らし向き〕circumstances(▼通例複数);〔環境〕an environment;〔状況〕a situation彼らはなに不自由ない境遇に育ったThey were broug...
苦界
1〔苦しみの多いこの世〕苦界に浮沈するgo through the ups and downs of life2〔遊女の境遇〕苦界に身を沈めるbecome a prostitute
きょうぐう【境遇】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
かんきょう【環境】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
きょうがい【境涯】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
みのうえ【身の上】
[共通する意味] ★人が置かれている家庭、経済状態、人間関係、社会的な身分や地位などの状況。[英] circumstances[使い方]〔境遇〕▽父親の倒産で境遇が一変した▽貧しい境遇に泣く〔身...
きち【危地】
[共通する意味] ★苦しく困難な境遇。[英] difficulties[使い方]〔苦境〕▽会社はかつてない苦境にたたされている〔逆境〕▽幼いころの逆境にたえて今の自分がある〔危地〕▽多くの危地を...
いちいこうく【一意攻苦】
いちずに心身を苦しめて努力すること。▽「一意」はいちずに、一心にの意。「意」は心の意。「攻苦」は苦難と戦う、苦しい境遇と戦う意。
かんかふぐう【轗軻不遇】
世に受け入れられず行き悩むさま。事が思い通りにいかず行き悩み、ふさわしい地位や境遇に恵まれないさま。▽「轗軻」は道が平坦へいたんでないさま。また、事が思い通り運ばず不遇なさま。世に受け入れられず行き悩むさま。
きゅうとまつろ【窮途末路】
苦境にいて行きづまり、逃れようもない状態。窮地にあって困りはてること。道がきわまって行きようのない意から。▽「窮途」は行きづまりの道。転じて、苦しい境遇・困窮の意。「末路」は道の終わり。「末路窮途まつろきゅうと」ともいう。
ごえつどうしゅう【呉越同舟】
仲の悪い者同士や敵味方が、同じ場所や境遇にいること。本来は、仲の悪い者同士でも同じ災難や利害が一致すれば、協力したり助け合ったりするたとえ。▽「呉」「越」はともに中国春秋時代の国名。父祖以来の因縁の宿敵同士で、その攻防戦は三十八年に及んだという。
じゅげせきじょう【樹下石上】
出家行脚あんぎゃする者の境遇のたとえ。仏道を修行する者が宿とする、道ばたの木の下や石の上の意から。▽仏教語。「下」は「か」とも読む。「石上樹下せきじょうじゅげ」ともいう。