あげつち‐もん【上(げ)土門】
平安時代、平らな屋根の上に土をのせて造った門。後世には檜皮葺(ひわだぶ)きのものもできた。安土(あずち)門。
あさ‐しも【朝霜】
《後世「あさじも」とも》朝、降りている霜。朝の霜。《季 冬》「—や茶湯の後のくすり鍋/丈草」
あしひき‐の【足引きの】
[枕] 1 「山」および「山」を含む語「山田」「山鳥」などにかかる。「—山の雫(しづく)に妹(いも)待つと」〈万・一〇七〉 「—山鳥の尾のしだり尾の」〈拾遺・恋三〉 2 「峰(を)」「八峰(やつ...
あだし【徒し/空し】
[語素]名詞の上に付いて、むなしい、実(じつ)がない、変わりやすい、の意を表す。「—情けの世を頼み」〈浄・冥途の飛脚〉 [補説]一説にシク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確...
あと‐えつけ【後絵付け】
完成した焼き物に、さらに絵付けをしたもの。また、後世の商人が古い素地に絵付けしたもの。あとえ。
語り草
a topic (of conversation); a subject on everyone's lipsその出来事は後世までも語り草になったThe event was talked abo...
後世
〔後の時代〕coming ages;〔後の時代の人〕future generations, posterity後世の鏡a model for coming generations彼は後世に名をと...
後代
⇒こうせい(後世)創立者の精神を後代に伝えるhand down the founder's spirit to 「future generations [posterity]
下地
1〔土台となるもの〕groundwork; a foundation彼の業績が後世の科学者の研究の下地を作ったHis work laid the groundwork [foundations]...
名
1〔名称〕a name;〔本などの題〕a title彼は「けちんぼのビル」という名で通っていたHe 「went by the name of [was known as]“Bill the Mi...
らいせ【来世】
[共通する意味] ★死後に行くという世界。[英] the other world[使い方]〔彼の世〕▽彼の世へ行っても君と添い遂げたい▽父は彼の世へと旅立った〔後の世〕▽後の世までもともに暮らし...
めいど【冥土】
[共通する意味] ★死後に行くという世界。[英] the other world[使い方]〔彼の世〕▽彼の世へ行っても君と添い遂げたい▽父は彼の世へと旅立った〔後の世〕▽後の世までもともに暮らし...
よみ【黄泉】
[共通する意味] ★死後に行くという世界。[英] the other world[使い方]〔彼の世〕▽彼の世へ行っても君と添い遂げたい▽父は彼の世へと旅立った〔後の世〕▽後の世までもともに暮らし...
めいふ【冥府】
[共通する意味] ★死後に行くという世界。[英] the other world[使い方]〔彼の世〕▽彼の世へ行っても君と添い遂げたい▽父は彼の世へと旅立った〔後の世〕▽後の世までもともに暮らし...
ごせ【後世】
[共通する意味] ★死後に行くという世界。[英] the other world[使い方]〔彼の世〕▽彼の世へ行っても君と添い遂げたい▽父は彼の世へと旅立った〔後の世〕▽後の世までもともに暮らし...
いふうざんこう【遺風残香】
昔の立派な人物や、すぐれた風俗のなごり。▽「遺風」は後世にのこる先人の教え。また、昔から伝わる風習や習慣。「残香」はうつりが・のこりが。
えいすいふきゅう【永垂不朽】
名声や業績などが末長く伝えられ、決して滅びないこと。▽「垂」はたれる意から、後世に示し伝えること。「不朽」は名声や業績が朽ち果てない、後世まで伝わり残る意。
えかだんぴ【慧可断臂】
非常に強い決意のほどを示すこと。また、切なる求道の思いを示すこと。▽「慧可」は中国南北朝時代後期の高僧で、禅宗の第二祖。「断臂」は臂ひじ(腕)を切り落とすこと。この語は後世、画題としても有名。
せきこうりゅうこう【積厚流光】
積み重ねられたものが厚ければ、それだけその恩恵も大きいということ。祖先の功績が大きければ、それだけ子孫にも大きな恩恵が及ぶこと。▽「流光」は恩徳や感化が後世まで及ぶこと。「流」は流沢・恩恵の意。「光」は広に通じ、大きい意。
めいもくちょうたん【明目張胆】
恐れることなく、思い切って事に当たること。また、はばかることなく、公然と物事をやってのけること。▽「明目」は目を見張って、よく物を見ること。「張胆」は肝きもを張る、勇気を奮って事に当たる意味。後世には、よくないことを公然とするときに多く用いるようになった。「目めを明あきらかにし胆きもを張はる」と訓読する。
アナクレオン【Anakreōn】
[前570ころ〜前480ころ]古代ギリシャの叙情詩人。恋と酒を歌った快楽派詩人として名高い。後世に「アナクレオン風」という詩風を残す。
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華叟宗曇(かそうそうどん)に学び、大徳寺の住持となる。禅宗の革新に尽力。詩・狂歌・...
うだ‐てんのう【宇多天皇】
[867〜931]第59代天皇。在位887〜897。光孝天皇の第7皇子。名は定省(さだみ)。菅原道真を登用し、藤原氏を抑えて政治の刷新を図った。その治世を後世、寛平(かんぴょう)の治という。譲位...
おう‐ふうし【王夫之】
[1619〜1692]中国、明末・清初の思想家。衡陽(湖南省)の人。字(あざな)は而農(じのう)。号は薑斎(きょうさい)。船山先生と称された。清軍の南下に抵抗したが、のちに隠退して学問著述に専心...
おだに‐せいいちろう【男谷精一郎】
[1798〜1864]江戸後期の幕臣・剣客。直心影(じきしんかげ)流の達人で、江戸に道場をもつ。のち、講武所頭取兼剣術師範役をつとめ、後世剣聖と呼ばれた。