しの・ぶ【忍ぶ】
《上代は上二段活用。平安時代になって「偲(しの)ぶ」と混同し、四段にも活用》 [動バ五(四)] 1 つらいことをがまんする。じっとこらえる。耐える。「恥を—・んで申し上げます」「不便を—・ぶ」...
しのぶ‐いし【忍ぶ石】
擬化石の一。石灰岩・頁岩(けつがん)などの割れ目に二酸化マンガンなどの樹枝状結晶が付着して、シダ類の化石のように見えるもの。模樹石(もじゅいし)。
しのぶがわ【忍ぶ川】
三浦哲郎の短編小説。東京の下町と東北を舞台に、複雑な事情を背負う男女の純愛を描く。昭和35年(1960)発表。同年、第44回芥川賞受賞。 を原作とする映画。熊井啓監督・脚本、昭和47年(1...
しのぶ‐わげ【忍ぶ髷】
女性の髪形の一。頭上に髻(もとどり)を立て、毛先を二つに分けて両側に広げ、髷(まげ)を作る。享保(1716〜1736)のころ、若女形中村千弥が「御所桜堀河夜討」の信夫(しのぶ)の役に用いたかつら...