あが・る【上がる/揚がる/挙がる】
[動ラ五(四)] 1 そのものの全体または部分の位置が低い所から高い方へ動く。 ㋐低い所から高い所に移る。「二階に—・る」⇔おりる。 ㋑物の位置が高い所へ移る。「遮断機が—・る」「幕が—・る」⇔...
あ・ぐ【上ぐ/揚ぐ/挙ぐ】
[動ガ下二]「あげる」の文語形。
あげ‐あし【揚(げ)足/挙(げ)足/上(げ)足】
1 相撲・柔道などで、宙に浮き上がった足。浮き足。 2 鳥獣が地面をかいたり休んだりするために、片足をあげること。また、その足。 3 (上げ足)相場が上昇していくこと。⇔下げ足。 4 一方の足を...
揚(あ)げ足(あし)を取(と)・る
《技を掛けようとした相手の足を取って倒すところから》人の言いまちがいや言葉じりをとらえて非難したり、からかったりする。 [補説]文化庁が発表した令和3年度「国語に関する世論調査」では、本来の意味...
あげ‐うた【挙(げ)歌/上(げ)歌】
1 上代歌謡で、高い調子でうたう歌。「こは夷振(ひなぶり)の—なり」〈記・下〉 2 謡曲で、高い音域から始まり低い音域で終わる、拍子に乗った謡の部分。→下げ歌
あがる【挙がる】
1〔示される〕実例が挙がっていないので,この説明は分かりにくいAs no examples are given [mentioned], it is hard to understand thi...
あげあし【揚げ足・挙げ足】
揚げ足を取る〔言葉じりを捕える〕pounce [jump] on a person's 「slip of the tongue [careless remark]/〔あらさがしをする〕find ...
あげく【挙句・揚句】
よく考えたあげく招待を断ったHe declined the invitation after thinking it over carefully.彼は長い病気のあげくに亡くなったHe died...
あげて【挙げて】
国を挙げて喪に服したThe whole nation went into mourning.全力を挙げて戦ったThey fought with all their might.
あげる【挙げる】
1〔上の方へ伸ばす〕raise賛成の人は手を挙げてくださいThose in favor, raise your hands.後ろで「手を挙げろ」という声がした“Hands up!”said a ...
あげて【挙げて】
[共通する意味] ★そこにある物や人が残らず。[英] all[使い方]〔挙げて〕(副)▽一家を挙げて歓迎する▽全社を挙げて取り組む〔挙って〕(副)▽全員こぞって賛成する▽こぞってご参加ください[...
あげる【挙げる】
[共通する意味] ★犯人や容疑者を捕らえる。[英] to arrest[使い方]〔逮捕〕スル▽こそ泥を現行犯で逮捕する▽逮捕状〔検挙〕スル▽容疑者を検挙する▽殺人容疑で検挙される〔挙げる〕(ガ下...
きょこう【挙行】
[共通する意味] ★会、行事、儀式などをとり行うこと。[英] to hold[使い方]〔開催〕スル▽オリンピックを開催する▽開催が危ぶまれる▽開催地〔挙行〕スル▽記念式典を挙行する▽来年四月挙行...
きょどう【挙動】
[共通する意味] ★動作やふるまい。[英] every movement[使い方]〔一挙一動〕▽ピアニストの一挙一動に観客の目が注がれる〔一挙手一投足〕▽時の人の一挙手一投足に国民の関心が集まる...
きょへい【挙兵】
[共通する意味] ★兵を集めて、いくさや反乱などの軍事行動をおこすこと。[英] to raise an army (against)[使い方]〔挙兵〕スル▽不平士族が挙兵する▽独立を訴えて挙兵す...
きょあんせいび【挙案斉眉】
妻が夫に礼儀を尽くし尊ぶたとえ。また、夫婦が互いに礼儀を尽くし尊敬して、仲がよいたとえ。膳ぜんを眉まゆの高さまで挙げて、両手でうやうやしくささげ持つ意から。▽「案」は膳。「挙案」は膳を挙げ持つ意で、「斉眉」は眉の高さと同じくしてささげること。「斉」は等しい意。「案あんを挙あぐるに眉まゆに斉ひとしくす」と訓読する。
きょきふてい【挙棋不定】
物事を行うのに一定の方針がないまま、その場その場で適当に処理するたとえ。また、物事を行うのになかなか決断できないことのたとえ。本来は、碁石を手に持ち上げたものの、打つところがなかなか決まらない意。▽「挙棋」は碁石をつまみ上げること。「棋きを挙あげて定さだまらず」と訓読する。
きょこくいっち【挙国一致】
国全体が心を一つにして、ある目的に向かって団結すること。▽「挙国」は国中を挙げて、国全体の意。
きょししんたい【挙止進退】
人の立ち居振る舞いや身の処し方。▽「挙止」「進退」はともに立ち居振る舞い・動作・行動の意。また、身の処し方。「挙」は事を起こす、行動を起こす意。
きょそくけいちょう【挙足軽重】
ある人のわずかな挙動が全体に影響を及ぼすたとえ。小さな動きが全体に大きな影響を及ぼすたとえ。二つの勢力の間にあって第三者が左右どちらかに少し足を挙げて踏み出せば成り行きが決まってしまう意から。▽「挙足」は足を挙げて一歩踏み出す。出典によれば、足を左右どちらかに挙げて踏み出す意。「軽重」は軽いか重いかが決まる、重大なこととそうでないことが決まる、事の成り行きが決する意。