がち【月】
1 《謡曲「松風」の「月は一つ、影は二つ、三つ(満つ)汐(しほ)の」からという》江戸時代、上方の遊里で、揚げ代1匁の下級女郎のこと。汐(3匁)・影(2匁)の下位。 2 《「がんち(頑痴)」の音変...
がち‐ぎょうじ【月行事/月行司】
1 中世から近世、毎月交替で町内または商工業の組合の事務を処理した当番。つきぎょうじ。 2 近世、遊郭で毎月交替する楼主の総代。「—から札取らねば、大門が出られませぬ」〈浄・冥途の飛脚〉
がち‐りん【月輪】
1 《輪のように円いところから》月。がつりん。げつりん。 2 「月輪観(がちりんかん)」の略。
がつ‐りん【月輪】
⇒がちりん(月輪)
がちりん‐かん【月輪観】
密教で行う観法で、心を月輪のごとく清浄・完全であると観ずるもの。
がっぴ【月日】
the date ⇒ひづけ(日付)
げっか【月下】
月下の宴a banquet 「under the moon [in the moonlight]月下の庭園a moonlit garden月下美人〔サボテン科の栽培品種〕a Queen of t...
げっかん【月刊】
monthly publication月刊の出版物a monthly (publication)この雑誌は月刊であるThis magazine is issued [published] mon...
げっかん【月間】
月間の[に,で] monthly月間の生産高monthly production [output]/production [output] per month月間10万円の赤字を出すhave a...
げっきゅう【月給】
a monthly salary; (one's) monthly pay安月給a small [low] salary25万円の月給をもらっているHe draws [receives] a s...
げっきゅう【月給】
[共通する意味] ★金銭で支払われる報酬の種類。[使い方]〔年俸〕▽年俸一億円で契約する〔月給〕▽月給二十万円の会社▽月給が上がる〔週給〕▽週給四万円で働く〔日給〕▽日給五千円▽日給月給(=働い...
げっこう【月光】
[共通する意味] ★月の光。[英] moonlight[使い方]〔月光〕▽月光に照らされる▽蒼白(あおじろ)い月光〔月明かり〕▽月明かりを頼りに夜道を歩く▽月明かりの下で本を読む〔月影〕▽月影さ...
げつまつ【月末】
[共通する意味] ★月の終わりごろ。[英] the end of the month[使い方]〔月末〕▽月末じめで原稿料を支払う▽月末に集金にお伺いします〔下旬〕▽八月も下旬になると波が高くなる...
げつめい【月明】
[共通する意味] ★月の光。[英] moonlight[使い方]〔月光〕▽月光に照らされる▽蒼白(あおじろ)い月光〔月明かり〕▽月明かりを頼りに夜道を歩く▽月明かりの下で本を読む〔月影〕▽月影さ...
つき【月】
[意味] 時間の単位で、年と日との中間の単位。太陽暦では、一太陽年を一二分してひと月とする。ひと月は約三〇日間。[英] a month[使い方]〔月〕▽月がかわってから着工する▽月の半分は出張で...
げっこう【月江】
鎌倉後期の宴曲の作詞・作曲者。明空(みょうくう)に次ぐ作者・撰集者とされるが、同一人物とする説もある。生没年未詳。
げっしょう【月性】
[1817〜1858]江戸末期の浄土真宗の僧。周防(すおう)妙円寺の住職。字(あざな)は知円。号は清狂。諸国を巡り、志士と交遊、尊王攘夷・海防論を唱えた。「男子志を立てて郷関を出(い)ず」の詩は有名。
げっしょう【月照】
[1813〜1858]江戸末期の法相(ほっそう)宗の僧。京都清水寺成就院の住職。大坂の人。号、無隠庵。尊攘派として国事に奔走。安政の大獄に際し西郷隆盛らと薩摩(さつま)に逃れたが、藩の保護を断ら...
げっせん【月僊】
[1741〜1809]江戸中期の画僧。尾張の人。名は玄瑞。京都知恩院に住み、円山応挙や与謝蕪村の影響を受け、山水・人物画にすぐれた。晩年、私財を投じて伊勢山田に寂照寺を再興。
つきおか‐よしとし【月岡芳年】
[1839〜1892]幕末から明治初期の浮世絵師。江戸の生まれ。本名、吉岡米次郎。号、玉桜楼・一魁斎。のち大蘇(たいそ)芳年と称した。初め歌川国芳に師事。歴史画・美人画に異色の作品をのこしたほか...