あいきょう‐づ・く【愛嬌付く】
[動カ五(四)]愛嬌のあるようすになる。表情などがかわいらしくなる。「次の女の子が、少しずつ—・いて来るにつれて」〈秋声・黴〉
あき‐さ・る【秋さる】
[動ラ四]《「さる」は移動する意》秋が来る。秋になる。「—・らば見つつしのへと妹(いも)が植ゑし屋前(やど)の石竹花(なでしこ)咲きにけるかも」〈万・四六四〉
あけし・い
[形]晴れ晴れとした気分である。ゆとりのある気持ちになる。「帰って来る、直ちに傍近の私塾へ通わせると言うのだから、—・い間がない」〈二葉亭・浮雲〉
あごん【阿含】
《(梵)āgamaの音写。来ることの意》 1 《万法の帰するところの意から》釈迦の説いた教え。経典。 2 小乗仏教の異称。
あさ【朝】
夜が明けて間もない時。また、夜明けから正午ごろまでの間。「—が来る」「—から夜まで」 [補説]気象庁の天気予報等では、午前6時頃から午前9時頃までをさす。→未明 →明け方作品名別項。→朝
能う限り
⇒できるかぎり(出来る限り),できるだけ(出来るだけ)
危ない
1〔危険な〕dangerous;〔冒険的な〕risky, hazardousこの川で泳ぐのは危ないよIt's dangerous to swim in this river.危ない遊びa dan...
現れる
1〔姿が見えてくる〕appear夢に現れるappear in a dream満月が山の端に現れたThe full moon 「came out [appeared] from behind th...
言い張る
insist ((on; that));persist ((in)) ⇒しゅちょう(主張)彼も一緒に来るべきだと私は言い張ったI insisted 「that he should come [o...
言う
1〔言葉に出す〕say ((to; that)),speak, talk ((about)) (▼sayはある人の言った言葉を,またはその内容を伝える.speakは口をきく.talkはspeak...
くる【来る】
[共通する意味] ★時間的、空間的に離れた所にあったものが、自分の方に向かって近づく。また近づいた結果、現在そこに見られる。[英] to come[使い方]〔来る〕(カ変)▽客が来ることになって...
なる【成る】
[共通する意味] ★物事がある状態に達する。[使い方]〔出来る〕(カ上一)▽宿題ができる▽準備ができる▽資金ができる〔成る〕(ラ五)▽画伯の筆に成る襖絵(ふすまえ)▽功成り名遂ぐ〔成り立つ〕(タ...
なりたつ【成り立つ】
[共通する意味] ★物事がある状態に達する。[使い方]〔出来る〕(カ上一)▽宿題ができる▽準備ができる▽資金ができる〔成る〕(ラ五)▽画伯の筆に成る襖絵(ふすまえ)▽功成り名遂ぐ〔成り立つ〕(タ...
しあがる【仕上がる】
[共通する意味] ★物事がある状態に達する。[使い方]〔出来る〕(カ上一)▽宿題ができる▽準備ができる▽資金ができる〔成る〕(ラ五)▽画伯の筆に成る襖絵(ふすまえ)▽功成り名遂ぐ〔成り立つ〕(タ...
できあがる【出来上がる】
[共通する意味] ★物事がある状態に達する。[使い方]〔出来る〕(カ上一)▽宿題ができる▽準備ができる▽資金ができる〔成る〕(ラ五)▽画伯の筆に成る襖絵(ふすまえ)▽功成り名遂ぐ〔成り立つ〕(タ...
いちようらいふく【一陽来復】
冬が終わり春が来ること。新年が来ること。また、悪いことが続いた後で幸運に向かうこと。陰の気がきわまって陽の気にかえる意から。▽もと易えきの語。陰暦十月は坤こんの卦かにあたり、十一月は復の卦にあたり、陰ばかりの中に陽が戻って来たことになる。「復」は陰暦十一月、また、冬至のこと。
うんごうむしゅう【雲合霧集】
雲や霧が集まりわくように、多くのものが集まって来ること。
かいろこうり【薤露蒿里】
「薤露」「蒿里」は葬送のときにうたわれた挽歌ばんかの名。転じて、人の命のはかないことのたとえ。▽「薤露」は、にらの上におりた朝露の意。乾きやすく落ちやすいことから、人の命のはかなさのたとえ。「蒿里」はもと中国山東省の泰山の南にある山の名。人が死ぬとその魂がここに来るとされる。転じて、墓地の意。秦しん末の田横でんおうが漢の高祖劉邦りゅうほうに仕えるのを恥じて自殺したとき、悲しんだ門人が作ったという二編の楽府の詩に基づく。
かふくいふく【禍福倚伏】
福の中に禍が潜み、禍の中に福が潜むように、災いと幸せは順繰りにおとずれるものだということ。▽「禍福」は災いと幸い。「倚伏」は禍が福のもとになったり、福が禍のもとになったり、禍福が互いに因果的に生じること。「倚」は寄り添う、また、ちなむ、原因となる意。「伏」は潜む意。
けんどちょうらい【捲土重来】
一度敗れたり失敗したりした者が、再び勢いを盛り返して巻き返すことのたとえ。巻き起こった土煙が再びやって来る意から。▽「捲土」は土煙が巻き上がることで、勢いの激しいことのたとえ。「重来」は再びやって来ること。もとは一度敗れた軍が再び勢いを盛り返して攻めて来ることをいった。「捲」は「巻」とも書く。また、「重」は「じゅう」とも読む。
クアジーモド【Salvatore Quasimodo】
[1901〜1968]イタリアの詩人。初期は叙情詩を、第二次大戦中から反ファシズムの詩を作った。1959年ノーベル文学賞受賞。詩集「水と土」「来る日も来る日も」。
つづき‐みちお【都筑道夫】
[1929〜2003]推理作家。東京の生まれ。本名、松岡巌(いわお)。本格推理・ハードボイルド・ショートショートなどに幅広く活躍、時代物の「なめくじ長屋」シリーズもある。「推理作家の出来るまで」...
とりい‐すねえもん【鳥居強右衛門】
[?〜1575]戦国時代の武士。三河の人。名は勝商(かつあき)。三河長篠城主奥平信昌の家臣。武田勝頼に囲まれた長篠城から脱出して徳川家康に援軍を頼み、使命を果たしたが、帰途捕らえられ、援軍の来る...
はく‐らくてん【白楽天】
⇒白居易(はくきょい) 謡曲。脇能物。宝生を除く各流。唐の白楽天が日本の知恵を探りに来ると、住吉明神が和歌をもって対抗し、船もろとも追い返す。
ブランショ【Maurice Blanchot】
[1907〜2003]フランスの評論家・小説家。幻想的な作風で知られる。バタイユとの交流も有名。評論「来るべき書物」「文学空間」「災厄のエクリチュール」、小説「謎の男トマ」など。