ししゃも【柳葉魚】
《アイヌ語から》キュウリウオ科の海水魚。全長約15センチ。体は細長く側扁する。背側は暗黄色、腹側は銀白色。秋、北海道の太平洋沿岸の河川に上って産卵する。美味。《季 冬》
やぎ【柳】
やなぎ。多く他の語と複合して用いられる。「青—」「川—」「恋しけば来ませわが背子垣内(かきつ)—末(うれ)摘み枯らし我立ち待たむ」〈万・三四五五〉
やぎゅう【柳生】
奈良市北東部の地名。もと柳生氏1万石の陣屋が置かれた地。
やぎゅう【柳生】
姓氏の一。 [補説]「柳生」姓の人物柳生十兵衛(やぎゅうじゅうべえ)柳生宗矩(やぎゅうむねのり)柳生宗厳(やぎゅうむねよし)
やぎゅう‐しんかげりゅう【柳生新陰流】
⇒柳生流
ししゃも【▲柳▲葉▲魚】
[< ((アイヌ語)) susam]a shishamo smelt
やながわ(なべ)【▲柳川(鍋)】
(a pot of) loaches cooked [boiled] in soy sauce with beaten egg and slivers of burdock
やなぎ【柳】
a willow (tree);〔柳細工に適した柳〕an osier [óuʒər]細工用の柳の小枝wicker柳の枝で作ったかご「a wicker [an osier] basket/a ba...
やなぎごし【柳腰】
柳腰の女a woman with a slim [slender] waist/a girl with a willowy figure
りゅうび【柳眉】
shapely eyebrows柳眉をさかだてて抗議したShe (raised her beautiful eyebrows and) protested to him in anger [in...
りゅうあんかめい【柳暗花明】
春の野が花や緑に満ちて、美しい景色にあふれること。また、花柳界・遊郭のことを指すこともある。▽「柳暗」は柳が茂って、その陰がほの暗くなること、薄暗い様子。「花明」は花が咲いて明るい色があふれること。春の山水の美しい景色を表現したもの。南宋陸游りくゆうの「山西さんせいの村むらに遊あそぶ」(詩)の「柳暗花明又一村りゅうあんかめいまたいっそん」の句は有名。
りゅうこうかがい【柳巷花街】
酒色を供することを職業とする遊郭・色町のこと。▽「柳巷」は柳の木を並べて植えてある街路のこと。「花街」は花の咲いている街を指した。昔、色町には多く柳や花が植えられていたとも、艶なまめかしい遊女を柳や花にたとえたともいわれる。「花柳」は、この語の略。「花街柳巷かがいりゅうこう」ともいう。
りゅうりょくかこう【柳緑花紅】
美しい春の眺めの形容。また、本来の自然のままで手を加えていないこと。
やなぎ‐むねよし【柳宗悦】
[1889〜1961]美術評論家・宗教哲学者。東京の生まれ。雑誌「白樺」の創刊に参加。のち民芸運動を提唱・推進した。昭和11年(1936)東京都目黒区駒場に日本民芸館を設立。
やなぎわら‐びゃくれん【柳原白蓮】
[1885〜1967]歌人。東京の生まれ。本名、宮崎燁子(あきこ)。佐佐木信綱に師事し短歌雑誌「心の花」に作品を発表。情熱的な歌風で知られる。歌集「踏絵」「幻の華」など。
りゅうか‐けい【柳下恵】
中国、周代の魯(ろ)の賢者。本名、展禽。字(あざな)は季。柳下に住み、恵と諡(おくりな)されたことによる名。魯の大夫・裁判官となり、直道を守って君に仕えたことで知られる。生没年未詳。
りゅう‐そうげん【柳宗元】
[773〜819]中国、中唐期の文人。河東(山西省)の人。字(あざな)は子厚。唐宋八家の一人。礼部員外郎となったが失脚、柳州に左遷されたまま死亡。韓愈(かんゆ)とともに古文復興を唱え、田園詩に優...
りゅうてい‐たねひこ【柳亭種彦】
[1783〜1842]江戸後期の戯作者。江戸の人。本名、高屋知久(たかやともひさ)。通称、彦四郎。食禄二百俵の旗本。初め読本(よみほん)を発表。のち合巻(ごうかん)に転じ、「偐紫(にせむらさき)...