いん【殷】
中国古代の王朝名。自称は商。「史記」殷本紀などによれば、成湯王が夏(か)の桀(けつ)王を滅ぼして創始し、第30代の紂(ちゅう)王のとき周によって滅ぼされた。前16世紀ごろから、前11世紀ごろとさ...
いん【殷】
[音]イン(漢) 1 多くて盛んなさま。「殷賑(いんしん)・殷盛」 2 大きな音が響くさま。「殷殷」 3 古代中国の王朝名。「殷墟(いんきょ)」 [名のり]しげ・たか・ただ・とみ・まさ・もろ
いん‐いん【殷殷】
[ト・タル][文][形動タリ]大きな音が鳴り響くさま。「雷鳴が—ととどろく」
いん‐かん【殷鑑】
戒めとすべき、失敗の前例。
殷鑑(いんかん)遠(とお)からず
《「詩経」大雅・蕩から》殷が鑑(かがみ)とすべき手本は、遠い時代に求めなくても、同じく悪政で滅んだ前代の夏(か)にある。戒めとすべき例はごく身近なところにあるものだというたとえ。
いん【×殷】
the Yin (dynasty);〔商〕the Shang (dynasty)
いんいん【×殷×殷】
砲声は殷々と天地にとどろいたThe roaring [booming] of the guns reverberated to the heavens.
いんかん【×殷鑑】
殷鑑遠からずWe do not have to look far to find precedents that should be a warning to us.
いんぎん【×慇×懃×殷勤】
1〔丁寧〕いんぎんな politeいんぎんにお辞儀をするbow very politely [courteously]2〔男女の親しい間柄〕intimacyいんぎんな間柄であるhave an i...
いんかんとおからず【殷鑑遠からず】
We do not have to look far to find precedents that should be a warning to us.