いとまき‐ぼら【糸巻法螺】
イトマキボラ科の巻き貝。岩礁にすむ。貝殻は紡錘形で、殻高約15センチ。全体に褐色で、糸を巻いたようなすじがあり、螺層(らそう)の肩部がこぶ状にとがる。紀伊半島以南に分布。
だ‐ぼら【駄法螺】
くだらないほら。でたらめで大げさな話。「—を吹く」
ちとせ‐ぼら【千歳法螺】
イトマキボラ科の巻き貝。潮間帯の岩礁にすむ。殻高約15センチ。殻表は白色で茶褐色のジグザグ模様がある。本州南部から南に分布。灘夜泣(なだよなき)。
ほう‐ら【法螺】
「ほら(法螺)」に同じ。
ほ‐ら【法螺】
[名] 1 「法螺貝」の略。 2 大げさに言うこと。でたらめを言うこと。また、その話。
[形動ナリ]利益が意外に多いさま。「これを思ふに、—なる金銀まうくる故なり」〈浮・永代蔵・四〉