しん【深】
[音]シン(呉)(漢) [訓]ふかい ふかまる ふかめる み [学習漢字]3年 〈シン〉 1 水がふかい。「深海・深浅/水深」 2 奥ふかい。「深奥・深山・深窓/幽深」 3 程度がふかい。「深...
しん‐あい【深愛】
心から深く愛すること。「—の情ある婦人はその夫をして福祉安楽を享しめ」〈中村正直・明六雑誌三三〉
しん‐い【深意】
深い考え。深い意味。「—を解する」
しん‐うちゅう【深宇宙】
地球の大気圏より外側の宇宙空間。太陽系または銀河系の外をさす場合もある。ディープスペース。
しんうちゅう‐インターネット【深宇宙インターネット】
《deep space Internet》深宇宙において、惑星間などに構築される通信網。惑星間インターネット。→宇宙インターネット
しんえん【深×淵】
an abyss悲しみの深淵に沈むsink into the abyss [depths] of sorrow深淵に臨むexpose oneself to great danger
しんえん【深遠】
深遠な学識profound knowledge深遠な意味a deep meaning
しんおう【深奥】
芸の深奥を極めるplumb the depths of an art/master an art
しんかい【深海】
the deep sea深海魚a deep-sea fish深海底the deep seabed深海漁業deep-sea fishery
しんかいせいぶつ【深海生物】
deep-sea creatures
しんえん【深遠】
[共通する意味] ★はかりしれないほど奥深いさま。[英] profundity[使い方]〔幽遠〕(名・形動)▽幽遠な趣の庭▽幽遠の境地〔深奥〕(名・形動)▽芸の深奥をきわめる〔深遠〕(名・形動)...
しんえん【深淵】
[共通する意味] ★川の流れが滞って、深く水をたたえている所。[英] a deep water[使い分け]【1】一般には、「淵」を使う。【2】「深淵」は、文章語。【3】二語とも、浮かび上がること...
しんおう【深奥】
[共通する意味] ★はかりしれないほど奥深いさま。[英] profundity[使い方]〔幽遠〕(名・形動)▽幽遠な趣の庭▽幽遠の境地〔深奥〕(名・形動)▽芸の深奥をきわめる〔深遠〕(名・形動)...
しんか【深化】
[共通する意味] ★物事の程度が進む。[英] to deepen[使い方]〔深まる〕(ラ五)▽知識が深まる▽理解が深まる▽両国の関係が深まった〔深化〕スル▽矛盾が深化する▽思想の深化[使い分け]...
しんかん【深閑】
[共通する意味] ★ひっそりと静まりかえっているさま。[英] stillness[使い方]〔深閑〕(形動(たる・と))▽深閑とした山寺の境内▽深閑たる山中〔深深〕(形動(たる・と))▽深々と夜が...
しんこうこうるい【深溝高塁】
堅固な城塞じょうさいとりでのこと。また、守りの固いこと。深い掘り割りと高いとりでということから。▽「溝」はみぞで、ここは堀のこと。「塁」は土を重ねて作られた小城。
しんざんゆうこく【深山幽谷】
ほとんど人が入っていないような奥深く静かな大自然のこと。▽「深山」は人里遠く離れた奥深い山。「幽谷」は山奥深くにある静かな谷。
しんそうしんり【深層心理】
心の奥深くで働く、自分でも気づかない心の動きのこと。普段は意識されていない、無意識の心理状態。
しんぼうえんりょ【深謀遠慮】
深く考えを巡らし、のちのちの遠い先のことまで見通した周到綿密な計画を立てること。また、その計画。▽「深謀」は奥深い見通しをもったはかりごと・考え。「遠慮」は、ここは将来について考え巡らす、遠く先のことをおもんぱかる、よくよく考える意。
しんりょえんぼう【深慮遠謀】
⇒ しんぼうえんりょ(深謀遠慮)
ふかい‐えいご【深井英五】
[1871〜1945]銀行家。群馬の生まれ。国民新聞の記者を経て、当時の大蔵大臣松方正義の秘書に転身。のち日本銀行に入行し、営業局長・副総裁・総裁などを歴任した。著作に「通貨調節論」など。
ふかお‐すまこ【深尾須磨子】
[1888〜1974]詩人。兵庫の生まれ。京都菊花高女卒。与謝野晶子に師事し、第二次「明星」で活躍。戦後は、平和運動・婦人運動にも尽力した。詩集に「真紅の溜息」「牝鶏の視野」など。
ふかさく‐きんじ【深作欣二】
[1930〜2003]映画監督。茨城の生まれ。「風来坊探偵・赤い谷の惨劇」で監督デビュー。社会に溶け込めない人々の絶望を描き、暴力的で過激な作品を多く世に出した。代表作「仁義なき戦い」シリーズ、...
ふかざわ‐しちろう【深沢七郎】
[1914〜1987]小説家。山梨の生まれ。姥捨(うばすて)伝説を題材にした「楢山節考(ならやまぶしこう)」で文壇にデビュー。昭和35年(1960)発表の「風流夢譚(むたん)」が右翼による襲撃事...
ふかだ‐きゅうや【深田久弥】
[1903〜1971]小説家・登山家。石川の生まれ。小説「あすならう」「津軽の野づら」などを発表、清新で牧歌的な作風を示した。また、「日本百名山」など山岳随筆でも活躍。→百名山