うつせみ【空蝉】
《「うつしおみ」が「うつそみ」を経て音変化したもの》 1 この世に現に生きている人。転じて、この世。うつしみ。「いにしへもしかにあれこそ—も妻を争ふらしき」〈万・一三〉 2 《「空蝉」「虚蝉」な...
うつせみ【空蝉】
源氏物語第3巻の巻名。光源氏17歳。源氏が空蝉の寝所に忍びこむが拒まれることなどを描く。 源氏物語の登場人物。衛門督(えもんのかみ)の娘。伊予介(いよのすけ)の後妻。源氏の贈った歌によってこ...
うつせみ‐の【空蝉の】
[枕] 1 人間・世間・現世の意から「世」「世の人」などにかかる。「—世の人なれば」〈万・一七八五〉 2 蝉の抜け殻の意から「むなし」「わびし」などにかかる。「—むなしき恋に身をやかへてむ」〈新...