いしやまでらえんぎ【石山寺縁起】
鎌倉後期から江戸中期にかけて作られた全7巻33段の絵巻物。石山寺創建の縁起と、本尊の観音菩薩の霊験譚(れいげんたん)を描く。本文の成立は正中年間(1324〜1326)であるが、絵の制作年次は、第...
いなばどうえんぎ【因幡堂縁起】
鎌倉後期の絵巻。作者未詳。因幡の国司橘行平が夢のお告げで海中から引き上げた薬師如来像を本尊として因幡堂を創立した由来を描いたもの。
えがらてんじんえんぎ【荏柄天神縁起】
絵巻物。3巻。鎌倉時代、元応元年(1319)の制作。もと鎌倉の荏柄天神社に伝来したところからこの名称がある。内容は「北野天神縁起」と同じ。
えん‐ぎ【縁起】
《「因縁生起」の略》 1 吉凶の前触れ。兆し。前兆。「—がよい」 2 物事の起こり。起源や由来。 3 社寺・宝物などの起源・沿革や由来。また、それを記した書画の類。「信貴山(しぎさん)—絵巻」 ...
きたのてんじんえんぎ【北野天神縁起】
菅原道真(すがわらのみちざね)の生涯や死後の怨霊(おんりょう)説話、北野天満宮の由来・霊験を描いた絵巻。鎌倉時代の作。