あとり【花鶏/獦子鳥】
スズメ目アトリ科の鳥。スズメよりやや大きい。頭部と背は黒く、胸とわきは黄褐色、腹は白い。日本には秋から冬にかけて渡来する。アトリ科にはヒワ・マシコやカワラヒワ・ウソなども含まれる。《季 秋》「小...
おいらん【花魁】
1 《江戸吉原の遊郭で、新造・禿(かぶろ)などが姉女郎を「おいらの(己等の姉さんの略)」と呼んだところからという》 ㋐姉女郎のこと。 ㋑位の高い遊女。太夫(たゆう)。 ㋒一般に、遊女、女郎。 2...
おいらん【花魁】
洋画家、高橋由一による油絵。明治5年(1872)の作。東京芸術大学所蔵。国指定重要文化財。花魁図。
おいらん‐そう【花魁草】
1 クサキョウチクトウの別名。《季 夏》「揚羽蝶—にぶらさがる/素十」 2 ゴゼンタチバナの別名。
おいらん‐どうちゅう【花魁道中】
江戸時代、位の高い遊女が馴染み客を迎えに郭内の茶屋の行き帰りや特定の日に美しく着飾って遊郭の中を練り歩いたこと。
あとり【▲花▲鶏】
〔スズメ科の小鳥〕a brambling
おいらん【▲花×魁】
a courtesan花魁道中a procession of courtesans
かき【花×卉】
a flowering plant花卉園芸horticulture花卉栽培cultivation of flowers
かき【花器】
〔花瓶〕a (flower) vase;〔水盤〕a wide, shallow container [bowl] (for flower arrangements)
かき【花期】
the flowering seasonこの植物は花期が長いThis plant remains in flower for a long time.
かけい【花茎】
[共通する意味] ★植物の、葉や花を付け、根と葉や花との間の養分や水分の通路となる部分。[英] a stem[使い方]〔茎〕▽茎の長い植物▽茎を切る〔花茎〕▽タンポポの花茎▽水仙の花茎[使い分け...
かしん【花信】
[共通する意味] ★花が咲いたことや、その花の様子を知らせる便り。[英] the tidings of the blossoms[使い分け] 「花便り」は、桜の花についていうことが多い。「花信」...
かだん【花壇】
[共通する意味] ★草花がたくさん植えてある所。[英] a flower garden[使い方]〔花壇〕▽公園の花壇▽学校の花壇〔花園〕▽公園の花園▽花園を散歩する[使い分け]【1】「花壇」は、...
かりゅうかい【花柳界】
[共通する意味] ★ある職業やそれに関係する人々が形成する特定の社会。[使い方]〔政界〕▽病気を理由に政界を去る▽政界工作〔官界〕▽官界から立候補し、政界に入る〔財界〕▽財界の巨頭▽財界人〔学界...
はながた【花形】
[共通する意味] ★名前の通った、目立っている役者。[英] a famous actor; a star[使い方]〔名優〕▽名優の演技▽歌舞伎(かぶき)の名優〔千両役者〕▽いよいよ千両役者の出番...
かこうりゅうりょく【花紅柳緑】
春の美しい景色の形容。また、色とりどりの華やかな装いの形容。また、人手を加えていない自然のままの美しさのこと。花は紅に柳は緑の意。▽「柳緑花紅りゅうりょくかこう」ともいう。
かちょうげっせき【花朝月夕】
春秋のさかりの気候のよい時のこと。陰暦二月中旬と八月中旬の春秋のさかりの時節。また、春秋の季節の楽しいひとときをいう。花の咲く春の朝と名月の照る秋の夕べ、また、それを楽しみめでる意。のちに陰暦二月十五日を花朝、八月十五日を月夕というようになった。
かちょうふうえい【花鳥諷詠】
四季の移り変わりによる自然界や人間界のあらゆる現象を、そのまま客観的にうたうべきであるとする俳句理念。▽高浜虚子たかはまきょしが提唱し、ホトトギス派の基本理念となった。「花鳥」は自然のたとえ。「諷詠」は詩歌をうたい作ること。
かちょうふうげつ【花鳥風月】
自然の美しい景色。また、自然の風物を題材とした詩歌や絵画などをたしなむ風流にもいう。
かざん‐いん【花山院】
京都市上京区にあった清和天皇の皇子貞保(さだやす)親王の邸跡。藤原忠平が伝領し、のちに花山天皇が出家して没するまでの間ここに居住。 花山天皇退位出家後の称。 藤原北家(ほっけ)道長流の家の...
かざんいん‐もろかた【花山院師賢】
[1301〜1332]鎌倉末期の公卿。正二位大納言。歌人。後醍醐(ごだいご)天皇が北条氏討伐の兵を挙げたとき、天皇の身代わりとなって比叡山(ひえいざん)に行き、天皇の笠置(かさぎ)遷幸を成功させた。
かざん‐てんのう【花山天皇】
[968〜1008]第65代天皇。在位984〜986。冷泉(れいぜい)天皇の第1皇子。名は師貞(もろさだ)。女御の死を悲しむあまり、藤原兼家らに欺かれて退位。出家して花山寺(元慶寺)に入る。歌人...
はない‐たくぞう【花井卓蔵】
[1868〜1931]弁護士・政治家。広島の生まれ。星亨(ほしとおる)暗殺事件・日比谷焼き打ち事件・大逆事件の弁護を担当。衆議院議員、のち貴族院議員。普通選挙の実現に尽くした。
はなぞの‐てんのう【花園天皇】
[1297〜1348]第95代天皇。在位1308〜1318。伏見天皇の第3皇子。名は富仁。両統迭立(てつりつ)時代に持明院統にあり、大覚寺統の後醍醐天皇に譲位。和漢の学に通じ、「風雅和歌集」の撰...