あり‐どおし【蟻通/虎刺】
アカネ科の常緑小低木。山地の樹陰に生え、高さ30〜60センチ。細い枝が変化した1〜2センチの針が多数ある。初夏、白い漏斗(ろうと)状の花をつける。実は丸く、赤く熟す。 [補説]曲名別項。→蟻通
いたどり【虎杖】
1 タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株。夏、白色または淡紅色の小花が円錐状につく。花が紅色のものを特に、明月草(めい...
おこぜ【鰧/虎魚】
オニオコゼの別名。また、ハオコゼ・ダルマオコゼなどを含めていうこともあり、一般に頭は凹凸が激しく、背びれのとげが強大で、奇異な姿をしている。《季 夏》
こ【虎】
[常用漢字] [音]コ(漢) [訓]とら 〈コ〉トラ。「虎穴・虎口/騎虎・白虎(びゃっこ)・猛虎・竜虎」 〈とら〉「虎斑(とらふ)」 [名のり]たけ [難読]虎杖(いたどり)・御虎子(おまる...
こ‐い【虎威】
虎(とら)が他の獣類を恐れさせる威力。強大な武力・権力などをいう。「—を張る」
おこぜ【▲虎▲魚】
a stonefish
こけつ【虎穴】
〔虎の穴〕a tiger's den [lair]虎穴に入らずんば虎児を得ず((諺)) Nothing ventured, nothing gained.
ここう【虎口】
虎口を逃れるescape from 「the jaws of death [a great danger]虎口を逃れて竜穴に入る((諺)) Out of the frying pan and i...
こしたんたん【虎視×眈×眈】
虎視眈々と with a vigilant eye; vigilantly彼は虎視眈々と攻撃の機会をねらったHe watched eagerly for a chance to attack.
ころう【虎×狼】
I〔虎と狼〕tigers and wolvesII〔残忍な人〕a cruel man; a (hideous) brute;〔貪欲で残忍な人〕a greedy brute
こかん‐しれん【虎関師錬】
[1278〜1346]鎌倉末期から南北朝時代の臨済宗の僧。京都の人。東山湛照・一山一寧らに師事、東山の法を継いだ。儒学・密教を学び、東福寺・南禅寺などに歴住、東福寺に海蔵院を開創。五山文学の先駆...
こてつ【虎徹】
[?〜1677]江戸前期の刀工。近江(おうみ)の人。甲冑(かっちゅう)師であったが、江戸に出て作刀に専念。数珠(じゅず)刃とよばれる刃文の作風を代表し、切れ味は鋭く、新刀第一の名工といわれた。長...
とら‐ごぜん【虎御前】
鎌倉時代の相模国大磯の遊女。曽我祐成(十郎)の妾となり、のち出家したという。→虎が雨
とらざわ‐けんぎょう【虎沢検校】
[?〜1654]文禄・慶長(1592〜1615)のころに活躍した三味線の名手。師匠の石村検校から伝えられた三味線組歌の琉球組を発展させて、本手組・破手組(はでぐみ)をつくったといわれる。
とらや‐げんだゆう【虎屋源太夫】
江戸前期の古浄瑠璃の太夫。江戸の人。薩摩浄雲(さつまじょううん)の門人。金平(きんぴら)浄瑠璃風の硬派の語り手として有名。上方の浄瑠璃にも影響を与えた。生没年未詳。