つま【褄】
《着物の「端(つま)」の意》 1 長着の裾(すそ)の左右両端の部分。また、竪褄(たてづま)(襟下)のこと。 2 長着の袷(あわせ)や綿入れの褄先にできる丸みの部分。 [補説]「褄」は国字。
つまあか‐すずめばち【褄赤雀蜂】
スズメバチ科の昆虫。体色は全体が黒く、腹部の先端が赤褐色。低木や地中に巣を作り、トンボ・ミツバチ・ハエなどを捕食する。南アジアから東南アジアにかけて分布。日本では特定外来生物。
つま‐おめし【褄御召】
紋御召の一。婦人正装用に、種々の色糸を使って褄模様を織り出した着尺地。
つまき‐ちょう【褄黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張約5センチ、白色で、前翅の先がとがり、雄ではここが橙黄色。裏面に雲状斑がある。幼虫の食草はタネツケバナなど。九州以北に分布。
つま・ぐ【褄ぐ】
[動ガ下二]裾を持ち上げる。はしょる。「尻も—・げてとらし」〈浮・親仁形気・三〉