かお‐どり【顔鳥/容鳥/貌鳥】
《古くは「かおとり」》鳥の名。カッコウその他諸説があるが、実体不明。かおよどり。《季 春》「—に顔を並べて長閑なり/成美」「—の間なく屡鳴(しばな)く」〈万・三七二〉
かお‐ばな【顔花/容花/貌花】
花の名。ヒルガオ・カキツバタ・オモダカ・ムクゲ・アサガオ・シャクヤク、または、美しい花の意など、諸説があるが未詳。かおがはな。「高円(たかまど)の野辺の—面影に見えつつ妹(いも)は忘れかねつも」...
かおよ‐どり【顔佳鳥/容佳鳥/貌佳鳥】
「顔鳥」に同じ。《季 春》
かおよ‐ばな【顔佳花/容佳花/貌佳花】
1 カキツバタの別名。かおばな。「—とも申すやらん、あら美しのかきつばたやな」〈謡・杜若〉 2 美人。「三六(さぶろく)の一八、九なる—」〈浄・曽根崎〉
かたち【形/容】
1 見たり触れたりしてとらえることができる、物の姿・格好。物体の外形。「山の美しい—」「影も—も見えない」 2 ㋐まとまり整った状態をもって表にあらわれた、物事の姿。形態。「合議制の—をとる」「...