おうみ【近江/淡海】
《「あわうみ(淡海)」の音変化。淡水湖の琵琶湖があるところから》旧国名の一。現在の滋賀県にあたる。江州(ごうしゅう)。「近江」の文字は浜名湖のある遠江(遠つ淡海)に対して近江(近つ淡海)と称したもの。
おうみ‐あきんど【近江商人】
「おうみしょうにん」に同じ。
おうみ‐おんな【近江女】
能面の一。若い女性の美しさを表現しているが、やや俗っぽいあでやかさのある女面。
おうみ‐ぎゅう【近江牛】
滋賀県内で飼育された黒毛和牛で、一定の基準に適合したもの。銘柄牛の一。松阪牛などと並んで日本三大和牛に数えられる。おうみうし。
おうみ‐げんじ【近江源氏】
宇多源氏の流れで、近江蒲生郡佐々木荘に本拠を置いた源成頼の子孫。近江の守護として勢力があり、京極氏・六角氏・朽木氏などに分かれた。
きんえい【近影】
[共通する意味] ★写真に撮ったもの。[英] a snap[使い方]〔近影〕▽著者近影〔スナップ〕▽スナップを撮る▽旅行のスナップ[使い分け]【1】「近影」は、最近写した写真のことで、主に人物の...
きんがん【近眼】
[共通する意味] ★物を見るときに、焦点を網膜より手前に結ぶため、遠くの物がはっきり見えない状態。また、そういう状態の目。[英] short sight[使い方]〔近視〕▽彼は強い近視だ▽仮性近...
きんきょう【近況】
[共通する意味] ★最近の様子。[英] the recent situation[使い分け]【1】「近況」は、個人の日常生活などの身近な事柄に関して使うが、「近状」は、物事の進行や成り行き、状態...
きんきょり【近距離】
[共通する意味] ★二つのものの隔たりや、移動する長さが少ないこと。[英] a short distance[使い方]〔短距離〕▽短距離の飛行訓練▽短距離の電話料金を値下げする▽短距離レース〔近...
きんこう【近郊】
[共通する意味] ★都市周辺の地域。[英] the suburbs; the outskirts[使い方]〔郊外〕▽郊外に引っ越す▽東京の郊外〔近郊〕▽都内近郊の新興住宅地▽近郊農業[使い分け]...
おうみ‐せいじん【近江聖人】
中江藤樹(なかえとうじゅ)の尊称。
ちかまつ‐しゅうこう【近松秋江】
[1876〜1944]小説家。岡山の生まれ。本名、徳田浩司。情痴におぼれる自己を赤裸々に描いた。作「別れたる妻に送る手紙」「疑惑」「黒髪」など。
ちかまつ‐とくぞう【近松徳三】
[1751〜1810]江戸後期の歌舞伎作者。大坂の人。初名、徳蔵、次に徳叟(とくそう)。近松半二に入門。上方の劇壇で活躍。代表作「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」。
ちかまつ‐はんじ【近松半二】
[1725〜1783]江戸中期の浄瑠璃作者。大坂の人。儒学者穂積以貫(ほづみこれつら)の子。2世竹田出雲の門人。その作の多くは合作であったが、舞台技巧にすぐれていた。代表作「奥州安達原」「本朝廿...
ちかまつ‐もんざえもん【近松門左衛門】
[1653〜1725]江戸中期の浄瑠璃・歌舞伎作者。越前の人。本名、杉森信盛。別号、巣林子(そうりんし)。坂田藤十郎のために脚本を書き、その名演技と相まって上方歌舞伎の全盛を招いた。また、竹本義...