ちかまつ【近松】
姓氏の一。 [補説]「近松」姓の人物近松秋江(ちかまつしゅうこう)近松徳三(ちかまつとくぞう)近松半二(ちかまつはんじ)近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)
ちかまつ‐き【近松忌】
近松門左衛門の忌日。陰暦11月22日。巣林子忌(そうりんしき)。巣林忌。《季 冬》「けふも亦心中ありて—/虚子」
ちかまつ‐しゅうこう【近松秋江】
[1876〜1944]小説家。岡山の生まれ。本名、徳田浩司。情痴におぼれる自己を赤裸々に描いた。作「別れたる妻に送る手紙」「疑惑」「黒髪」など。
ちかまつしんじゅうものがたり【近松心中物語】
秋元松代の戯曲。副題「それは恋」。昭和54年(1979)、蜷川幸雄の演出にて初演。近松門左衛門による世話物の作品群をモチーフに、男女の悲恋を描く。同年の菊田一夫演劇賞演劇大賞を受賞。
ちかまつ‐とくぞう【近松徳三】
[1751〜1810]江戸後期の歌舞伎作者。大坂の人。初名、徳蔵、次に徳叟(とくそう)。近松半二に入門。上方の劇壇で活躍。代表作「伊勢音頭恋寝刃(いせおんどこいのねたば)」。