さと【里】
1 (「郷」とも書く)山中や田園地帯などで、人家が集まって小集落をなしている所。ひとざと。むらざと。村落。「山から—へ下る」 2 (「郷」とも書く)都に対して、田舎。また、ふるさと。在所。「—の...
さと‐い【里居】
女官など宮仕えの人が、宮中を退出して自宅に帰っていること。里さがり。里住み。「などか、—は久しくしつるぞ」〈源・玉鬘〉
さと‐いぬ【里犬】
家に飼われている犬。
さと‐いも【里芋】
サトイモ科の多年草。茎はほとんど伸びず、葉は高さ約1メートルの柄をもち、大きい卵円形。夏にまれに花が咲き、淡黄色の細長い仏炎苞(ぶつえんほう)で包まれた雄花と雌花をつける。球茎と葉柄を食用にする...
さと‐うつり【里移り】
引っ越し。転居。家(や)移り。「子孫どもに家の具足ども負ほせ持たせて、おのれも持ちて、手まどひして—しぬ」〈宇治拾遺・二〉
さと【里】
[共通する意味] ★その人の生まれた家。[英] one's parents' home[使い方]〔生家〕▽生家の家業は兄が継いでいる▽作家の生家を記念館として保存する〔実家〕▽実家は青森県にある...
さと【里】
[共通する意味] ★都市部、市街地以外で人家のある所。[英] a village[使い方]〔里〕▽冬には猿が里に降りてくる〔人里〕▽人里離れた山奥〔村里〕▽ひなびた村里〔山里〕▽雪深い山里に住む...
さとがえり【里帰り】
[共通する意味] ★郷里へ帰ること。[英] to go〔come〕home[使い方]〔帰省〕スル〔帰郷〕スル〔里帰り〕スル[使い分け]【1】「帰省」は、都会に出て来た者が、故郷へ短期間帰る場合に...
さとごころ【里心】
[共通する意味] ★他の家や、他の土地にいる者が、自分の家や郷里を懐かしく思う気持ち。[英] homesickness[使い方]〔里心〕▽里心がつく〔帰心〕▽帰心矢の如(ごと)し[使い分け] 「...
りげん【里言】
[共通する意味] ★標準語、共通語ではないそれぞれの地方で用いられる言葉。[英] dialect[使い分け]【1】術語として用いる場合、「方言」は、地域的な言語体系、「里言」は、その土地独特の語...
さとみ‐とん【里見弴】
[1888〜1983]小説家。神奈川の生まれ。本名、山内英夫。有島武郎・生馬の弟。「白樺」の創刊に参加。その思想は小説「多情仏心」にまごころ哲学としてまとめられた。文化勲章受章。他に「善心悪心」...
さとむら‐しょうたく【里村昌琢】
[1574〜1636]江戸初期の連歌師。名は景敏。紹巴没後の連歌界の第一人者となった。門人に西山宗因らがいる。著「昌琢句集」など。
さとむら‐じょうは【里村紹巴】
[1525ころ〜1602]室町末期の連歌師。大和の人。本姓、松井氏か。号、宝珠庵・臨江斎。周桂・里村昌休に師事し、連歌の第一人者となった。織田信長・豊臣秀吉らとも交渉があり、明智光秀の「愛宕(あ...