おさ【長】
多くの人の上に立ち、統率する人。頭(かしら)。ちょう。「一族の—」「村—」
おさおさ・し【長長し】
[形シク]しっかりしている。おとなびている。「かしこし、—・しきやうにも聞こえむこそよからめ」〈かげろふ・上〉
おさ‐がめ【長亀】
オサガメ科の海ガメ。世界最大で、甲長約2メートルに達する。甲は滑らかで、背甲に7本、腹甲に5本の縦の隆起線がある。遠洋性で、熱帯の海に広く分布。革亀(かわがめ)。
おさだ【長田】
姓氏の一。 [補説]「長田」姓の人物長田新(おさだあらた)長田秋濤(おさだしゅうとう)長田弘(おさだひろし)
おさだ‐あらた【長田新】
[1887〜1961]教育学者。長野の生まれ。広島文理大学長。日本教育学会を創設。ペスタロッチ研究に業績を残す。被爆した広島の子供の手記「原爆の子」を編集し、平和運動に献身。著「ペスタロッチ伝」...
しょうきかするこんらん【長期化する(政治の)混乱】
prolonged (political) turmoil
たける【▲長ける】
彼女は文才にたけているShe is good at writing./She has a talent for writing.彼は商才にたけているHe is a shrewd business...
ちょう【長】
I〔かしら〕the head一家の長the head of a familyII〔勝る点,勝ること〕顧客扱いとなると彼は君より一日の長があるHe is a little ahead of you...
ちょうえん【長円】
⇒だえん(楕円)
ちょうおん【長音】
〔音声〕a long [prolonged] sound;〔長母音〕a long vowel長音符号[記号]a macron(▼ā, ōなどのように母音の上につけるもの)
たける【長ける】
[共通する意味] ★他と比較してすぐれている。[英] to surpass; to exceed[使い方]〔勝る〕(ラ五)▽能力的には彼女の方が勝っている▽聞きしに勝るうまさ▽師に勝るとも劣らぬ...
ちょうおん【長音】
[共通する意味] ★日本語の音の種類。[使い分け]【1】「清音」は、濁音符や半濁音符がつかない仮名で表わされる音。「濁音」は、濁音符のつく仮名、「半濁音」は、半濁音符のつく仮名で表わされる音。「...
ちょうか【長歌】
[共通する意味] ★歌体からみた和歌の種類。[使い分け]【1】「和歌」の代表として、「短歌」がある。五七五七七と音を連ねるので「三十一文字」ともいう。【2】五七を幾度もくり返し、最後に五七七で終...
ちょうきょり【長距離】
[共通する意味] ★目的地までの間が、遠く離れていること。[英] a long distance[使い方]〔長距離〕▽長距離を走るのは苦手だ▽長距離電話〔遠距離〕▽遠距離を歩いて通学する▽遠距離...
ちょうく【長躯】
[共通する意味] ★背の高いこと。背の高い体。[英] tall《形》[使い方]〔長身〕▽長身の友人はよく目立つ▽長身をいかしてバレーボールの選手になる〔長躯〕▽痩身(そうしん)長躯〔のっぽ〕(名...
ちょうあんにっぺん【長安日辺】
遠い場所のたとえ。また、才知に富んでいるたとえ。▽「長安」は中国の西安市の古名。多くの王朝の都となった都市。「日辺」は太陽のあるあたり。
ちょうけいうかい【長頸烏喙】
長い頸くびととがった口先。▽「烏」はからす。このような人相をした人物はからすのように強欲・陰険で、苦労を共にすることはできても安楽を共にすることはできないという。中国春秋時代の越えつの国の范蠡はんれいが越王勾践こうせんについて言った言葉。
ちょうしんそうく【長身痩躯】
背丈が高くからだつきがやせていること。▽「痩躯長身そうくちょうしん」ともいう。
ちょうしんそうく【長身痩軀】
背が高く、かつ、やせている細身のからだつきのこと。
ちょうせいきゅうし【長生久視】
長生きをすること。▽「長生」は長生きをすることや長命の意。「久視」は長い間目で見るということで、この世に長く生存するという意。「視」は活と同義ともいう。
ちょう‐さんしゅう【長三洲】
[1833〜1895]幕末・明治の漢学者・書家。豊後(ぶんご)の人。名は炗(ひかる)。字(あざな)は世章。奇兵隊に参加。維新後は文部大丞・文部省学務局長・東宮侍書などを歴任。漢詩・南画にもすぐれ...
ながくぼ‐せきすい【長久保赤水】
[1717〜1801]江戸中期の地理学者。常陸(ひたち)の人。名は玄珠。水戸藩の侍講となり、「大日本史」地理志の編纂(へんさん)に加わる。「日本輿地路程全図」などの地図を作成した。
ながよ‐せんさい【長与専斎】
[1838〜1902]医者。肥前の生まれ。緒方洪庵に師事。長崎でポンペに西洋医学を学び、のち長崎医学校長となる。岩倉遣欧使節に随行し、帰国後、文部省医務局長・東京医学校長を歴任し、衛生行政を確立。
ながよ‐またろう【長与又郎】
[1878〜1941]医学者。東京の生まれ。専斎の三男。ドイツに留学。恙虫(つつがむし)病リケッチアの発見者の一人。心臓・肝臓の病理学の権威。東大総長などを歴任。
ながよ‐よしろう【長与善郎】
[1888〜1961]小説家・劇作家。東京の生まれ。専斎の五男。「白樺」同人。個性の葛藤を描いた作品が多い。小説「青銅の基督」「竹沢先生と云ふ人」、戯曲「項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)」、自...