ま‐こ【麻姑】
《「まご」とも》 中国の伝説上の仙女。後漢のころ姑余山で仙道を修め、鳥のように爪(つめ)が長く、それで痒(かゆ)いところを掻(か)いてもらうと、とても気持ちがよかったという。 「孫の手」に同じ。
麻姑(まこ)痒(かゆ)きを掻(か)く
物事の行き届くことのたとえ。麻姑を倩(やと)うて痒きを掻く。麻姑掻痒(まこそうよう)。→麻姑
まこ‐そうよう【麻姑掻痒】
⇒麻姑痒(かゆ)きを掻(か)く
麻姑(まこ)を倩(やと)うて痒(かゆ)きを掻(か)く
《麻姑にかゆい所をかいてもらうと、気持ちがいいことから》物事が思いのままになること、また、思いどおりに事が運ぶことのたとえ。麻姑掻痒(そうよう)。