いが (長崎の方言)
赤ん坊。 あすこんいがは、かわいかなあ(あそこの赤ん坊はかわいいねえ)今は使わない。「いがいがと泣く」の古語から生まれたと言われるが、擬声語「いがいが」が使われることはない。
いちゃけな (石川の方言)
かわいらしい。 あらー、よーわろて、いちゃけな子やなー(あら、よく笑ってかわいい子だねえ)「えちゃけな」とも。
おたから (大分の方言)
「幼児」を大切な存在ととらえて表現する語。 〈転んで泣きそうな幼児に〉痛いけんど、おたからじゃから、泣かん、泣かん(痛いだろうが、かわいい子どもだもの、泣かない泣かない)
おぼこい (福井の方言)
かわいい。子どもっぽい。 ほんなことしてるんでは、まだまだおぼこいのー(そんなことをしているのでは、まだまだ子どもっぽいねえ)
おぼっこ (岩手の方言)
赤ちゃん。 めんけーおぼっこだごど(かわいい赤ちゃんだねえ)
かんこくさい (京都の方言)
きなくさい。こげくさい。 なんか、かんこくさいえ(何かきなくさいよ)「かんこくさいこ」は「鼻が上を向いたかわいい子」のこと。
がい(2) (徳島の方言)
性格がきつい、強い。 あの子、かわいーけんどわりとがいなわよ(あの子はかわいいけれど割と性格がきついよ)
がいな (鳥取の方言)
大きな。巨大な。 がいな目してほんとにかわいげな子だなー(おおきな目をして本当にかわいい子だね)「かただい」「おっけな」とも。
〜こっせん (宮崎の方言)
〜じゃない。 てっげかわいーこっせん?(とってもかわいいんじゃない?)若者が使うことば。
ちゃーる (栃木の方言)
捨てる。 ちんこくてめんごい猫なのに、だれがちゃーったんだんべ(小さくてかわいい猫なのに、だれが捨てたんだろう)