おが (秋田の方言)
あまり。あまりにも。 おがいらねぁ(あまり要らない)そいだばおがだべ(それはあんまりだろう)
おがまんばとーせん (佐賀の方言)
カマキリ(蟷螂)。 おじしゃん、こがんふとかおがまんばとーせんのおったとん、こーちよかね(おじさん、こんなに大きなカマキリがいたが飼っていい?)
おきる (徳島の方言)
満腹になること。 よーけたべたけん、おなかおきたわ(たくさん食べたからお腹がいっぱいになった)
おそんい (静岡の方言)
恐ろしい。怖い。 夜道はおそんガいだでとんで来ただよ(夜道は怖いので走って来たんだよ)
おーとっしゃー (三重の方言)
あれまあ。 おーとっしゃー、がいなもんじゃねや(あれまあ、たいしたもんだなあ)
おーばんで (鳥取の方言)
平気で。公然と。当然のごとく。 よそげの屋敷をじょーじゅーおーばんで歩いて行くやつがいる(よその家の屋敷のなかをいつも当たり前のように歩いて行く男がいる)「おーびらに」とも。
おーふー (群馬の方言)
気前がよいさま。 あそこんちの嫁さんは、おーふーだむし(あそこの家の嫁さんは気前がいいですね)
かいとまわり (奈良の方言)
〈へび〉青大将。 かいとまわりは家の主やで殺さんときや(青大将は家の主なので、殺さないようにね)奈良では集落のなかがいくつかの垣内(かいと)と呼ばれる小区画に分かれていて、青大将はこの垣内をまわると言…
かがらし(1) (福島の方言)
うるさい。 さっきがら、へーぼいで、かがらしなー(さっきから、ハエがいて、うるさいなあ)へーぼハエ。
かざく (滋賀の方言)
匂いを嗅ぐ。 かざガいたら、やグさかったゆーはけ、びっくりしたんやで(匂いを嗅いだら、キナ臭かったと言うので、びっくりしたのだよ)