けやぐ (青森の方言)
友だち。 おめのけやぐがら 電話あたよ(あなたの友だちから電話あったよ)
けり (青森の方言)
靴。 あだらしいけり買って貰った(新しい靴を買って貰った)「長靴」は「ながけり」と言う。
〜けりゃー (鹿児島の方言)
〜だったんだ〈終助詞〉。 きょーでじゅーにねんに、なっとったけりゃー(今日で一二年になっていたんだ)古語の「けり」に由来。意外な事実に気づいたときに使う。
ける(1) (秋田の方言)
やる。 この菓子おめさける(このお菓子をおまえにやる)
ける(2) (秋田の方言)
くれる。 その菓子おれさけれ(そのお菓子を私にくれ)
けろ (山形の方言)
くれ。 うめがら、まっとけろ(うまいからもっとくれ)庄内では「けれ」。
〜けん (徳島の方言)
〜から。〜ので。 ほなけん言うたで。私が行くけんって(だから言ったじゃないか。私が行くからって)理由を表す。
けんけん (石川の方言)
先が尖った状態。 鉛筆の先、けんけんにけずった(鉛筆の先を鋭く尖った状態に削った)若い世代では「ぴんぴん」とも。
けんげん (広島の方言)
片足跳び。 ここからあそこまで、けんげんで、いこーでー(ここからあそこまで片足跳びで行こうよ)
けんずい (滋賀の方言)
小昼。中間の食事。 昼、たんとくてなガら、もーはい、けんずい待ちしとる(昼にはたくさん食べていながら、も早、小昼待ちをしていよる)