しね (青森の方言)
かたい。 このいがしねくてかじらえねじゃ(このイカかたくて嚙めないよ)石のようなかたさではなくイカのような嚙み切りにくいかたさ。
しねぁ (秋田の方言)
嚙み切れない。 このしるめ、しねぁ(このスルメは硬くて嚙み切れない)
しもてく (三重の方言)
亡くなる。 えーちゃんしもてきなした(英次さんは亡くなられた)この世に終わりを告げてあの世へ往くという言い方。人の死を悔やむ丁重な心情からの造語である。
しゃっこい (青森の方言)
冷たい。 こごの水、しゃっこくて、めなー(ここの水、冷たくて、おいしいなあ)
しわい (奈良の方言)
けち。吝嗇な。 あこのうちは婚礼やゆうてもしわいなあ(あそこの家は結婚式だというのにけちだねえ)
しーける (山梨の方言)
元気がない。 このかー風邪でんまひーとーどーかしーけるよーだ(この子は風邪でも引いたのか元気がないようだ)
じおい (山梨の方言)
土地の生まれの人。 この辺はじおいばっかで、きたりもんはいねー(この辺りは土地の生まれの者ばかりで、よそ者はいない)
じゃんぼ (茨城の方言)
葬式。 あそごのうぢじゃー、じゃんぼできた(あそこの家で葬式ができた)「じゃーぼ」とも。
じょんならん (香川の方言)
どうにもならない。 おまいとこの息子はじょんならんやっちゃのー(君んちの息子はどうにもならない奴だなあ)
じょーもんさん (福岡の方言)
若い女性。娘。 あっちのじょーもんさんな、よめい、いかっしゃるげな(あそこの家の娘さんは嫁にいかれるそうだ)