やっせん (鹿児島の方言)
役に立たない。 こんカバンな、こもしてやっせんじゃった(このカバンは小さくて役に立たなかった)やっせんぼ(役立たず)「役せぬ」の転じた語。
やにこい (奈良の方言)
粗悪で貧弱な。 このばった屋でこうたテレビはなんともやにこいんちゃうか(この量販店で購入したテレビはなんだか粗悪で貧弱と違うか)
やばつい (宮城の方言)
湿っぽくて気持ち悪い。 このシャツなまがわぎでやばついな(このシャツはよく乾いていなくて気持ちが悪いよ)古語「やまし」から。
やぶれる (山口の方言)
壊れる。 この時計、やぶれた(この時計、壊れた)長門では「やぶつ」とも。
やぼよー 【野暮用】 (東京の方言)
つまらない用事。やぼな用事。 この近所まで野暮用で来たものだから
やもーど (神奈川の方言)
山地へ入って仕事をする人。山人。 やもーどなんてなー、今じゃよー、このへんにゃー、いねーよー(やもーどなどという者はねえ、今ではね、この近くにはいないよ)
ゆきやけ (富山の方言)
やや重度の霜焼け。 このごろ、ゆきやけになるもんなあんまりおらん(このごろ霜焼けになる者はあまりいない)
ゆるくない (北海道の方言)
容易でない。楽でない。 このしゴとゆるくないもな(この仕事は楽じゃないものね)
ゆわがんけ (栃木の方言)
岩場。 この辺はゆわがんけだがら、おんのめって怪我しねよーにきーつけろ(この辺は岩場だから、滑って怪我をしないように気をつけろ)
よいよ (山口の方言)
本当に。全く。 この子にはよいよ泣かされた(この子には本当に泣かされた)