ざえ (新潟の方言)
薄く張った氷。 ざえがはった(薄氷が張った)田や道路の水たまり、洗面器等の表面に張ったものをいう。
ざっかけ (千葉の方言)
おおざっぱ。 あら仕事がざっかけだね(あの人は仕事がおおざっぱだね)
ざっかけだ (神奈川の方言)
こだわらない。 あのひたーざっかけだーからよー、気にしなくったってえーよー(あの人は物にこだわらないから、気にしなくても平気だよ)
ざっかけない (東京の方言)
粗野で、がさつで、丁寧でない形容。 周囲が一般にざっかけない連中が多かったので
〜ざった (三重の方言)
〜しなかった。 とーかもくわざったんじゃひてなーおい(十日も食わなかったんだからねえ、あなた)「〜だった」「〜はった」とも。
ざっといかん (宮崎の方言)
簡単にはいかない。 ざっといかんで、かしせーよ(簡単にはいかないから手伝いをしなさいよ)
ざっとした (高知の方言)
粗末な。乱雑な。 部屋がざっとしちゅーき来たらいかん(部屋が散らかっているから来てはいけない)
ざっぺーに (千葉の方言)
〜のくせに。〜の分際で。 こどものざっぺーにえらそうな口きぐな(こどものくせにえらそうな口をきくな)
ざっぽい (栃木の方言)
露っぽい。 あさっぱら、田んぼのあぜ道がざっぽかったもんだがら、膝っかぶから下がびっちょりになっちゃった(朝、田のあぜ道の草が露っぽかったものだから、膝下がびっしょりになった)
ざまくな(1) (島根の方言)
粗雑な。 ざまくな仕事はすんな(いいかげんな仕事をするな)