つろくする (京都の方言)
調和がとれる。 あの着物にこの帯つろくするやろか(あの着物にこの帯がよくあっているだろうか)家格の比較によく用いる。
〜つろー (和歌山の方言)
〜ただろう。 きんのー、おまい、映画みにいっつろー(昨日お前は映画を見に行っただろう)
〜つろー・づろー (高知の方言)
「〜しただろう」の古い言い方。 きにょーわ高岡あたりまでいっつろー(昨日は高岡〈現土佐市〉あたりまで行っただろう)三合ばーは飲んづろー(三合ほどは飲んだだろう)「づろー」はナ行・バ行・マ行の動詞の撥音…
てき(1) (和歌山の方言)
あの人。あいつ。 てきゃ、黙って休むよなこと、せーへんやろ(あいつは黙って休むようなことはしないだろう)
てきない (岐阜の方言)
苦しい。 こんだけ熱がたこーてはてきなかろー(これだけ熱が高くては苦しいだろう)
てなわん (福井の方言)
ずる賢い。生意気な。 あんなてなわんやつ、めったにえんやろ(あんなにずる賢いやつはめったにいないだろう)
てれんぱれん (長崎の方言)
ぶらぶらと何もせず。 てれんぱれんしとらずに、手がせすればよかたー(ぶらぶらしていないで、家の手伝いぐらいすればいいだろうに)
でご (茨城の方言)
太っている様子。 なんてでごだっぺ、あのしと(なんて太っているのだろう、あの人は)
でーれー(2) (岡山の方言)
ものすごい。 くじで一等が当たったんでー。でーれかろー(くじで一等が当たったんだよ。すごいだろう)
〜とこと (滋賀の方言)
締め括る意。 じょーずゆーてるやろ。ほんなことしたら、あかんとこと(いつも言っているだろう。そんなことしたら、いけないてば)