こーへた (鳥取の方言)
大人びた。 この蛇はこーへたやつだ。石をかっけてもびくともせんわい(この蛇は老成したやつだ。石を投げてもびくともしないよ)
ごくどされ (愛媛の方言)
ごくつぶし。 このごくどされが(この放蕩者が)「げどされ」とも。東予では「ごくどれ」。罵るときに用いる。
ごしてー (長野の方言)
ひどく疲れた様子。 あー、ごしてーなー(ああ、疲れたなあ)中信では「てきない」、東信では「しんのう」とも。
ごせやげる (福島の方言)
腹が立つ。 あのひどい態度には、ごせやげる(あのひどい態度には、腹が立つ)「ごせっぱらやげる」とも。
ごーさわく (長野の方言)
悔しくて腹が立つ。 ごーさわいて、ごーさわいて(腹が立って、腹が立って)「ごうわく」とも。
さかい(に) (京都の方言)
〜から。 そやさかい(に)いかんときゆーたのに(そうだから行かないように言ったのに)「さけ(に)」とも。
さくい (鳥取の方言)
脆(もろ)い。裂けやすい。粘り気がない。 この長芋はまんださくいけー、よー折れるわ(この長芋はまだ粘り気がないから、よく折れるよ)「にゃくい」とも。
さっち (福岡の方言)
かならず。 さっち、くるけんね(かならず来るからね)「しゃっち」「さっちが」とも。「さっちみち」という言い方もあるがやや意味が弱まる。
さでくる (鳥取の方言)
落ちる。 柿をとらかともって、木に登り枝がおえてさでくりおった(柿を取ろうと思って、木に登り枝が折れて落ちた)
さでこむ (山口の方言)
かき集める。放り込む。 はよせんたくもんさでこみー(早く洗濯物を取り込め)長門では「さらばえる」とも。