きょーび (京都の方言)
いまどき。近頃。最近。 今日日の若いもんはなにを考えとるんや(近頃の若い者はなにを考えてるんだ)
きりば (広島の方言)
まな板。俎板。真魚板。 きりばー、よー、ながしておけよ、鱗がちーとるけー(まな板をよく洗い流しておけよ、魚の鱗が付いているから)
きんなか (長崎の方言)
黄色い。 実のきんなかとは熟れとる証拠(実が黄色いのは熟れている証拠)
〜くさ (福岡の方言)
〜ね。 かえりたかっとるくさ(帰りたかったにちがいないよ)とーかの晩なくさ…(一〇日の晩にね…)
けんずい (滋賀の方言)
小昼。中間の食事。 昼、たんとくてなガら、もーはい、けんずい待ちしとる(昼にはたくさん食べていながら、も早、小昼待ちをしていよる)
げしなる (徳島の方言)
「寝る」の尊敬語。 おじーさんはもーげしなっとるかいな(おじいさんはもうお休みになっているかしら)古語「ぎょしん(御寝)なる」から。
こんきと (愛知の方言)
しばしば。 魚とりーこんきと川にいっとる(魚を捕りにしばしば川に行っている)
さばく (長崎の方言)
髪を梳(くしけず)る。 かんげのやぼくれなっとるけん、さばかんば(髪がもつれているから、梳らないといけない)
ししび (愛知の方言)
濡れた物を広げ干して水気を取ること。 この服濡れとるで、ししびせよか(この服は濡れているから、〈広げ干して〉水気を取ろうか)
しゃぐ (愛媛の方言)
押しつぶす。 道におんびきがよーけしゃがれとる(道路でカエルがたくさんぺちゃんこになっている)