ととろずく (栃木の方言)
あわてる。 ひょっこら来たんでととろずいたよ(ひょっこり来たのであわてたよ)
とどらね (宮城の方言)
乱雑なさま。散らかしたさま。 とどらね有様で、おしょしござりす(散らかっている有様で、お恥ずかしうございます)
とのげる (岩手の方言)
取り片づける。 えのめのじゃりっこ、とのげできたじぇ(家の前の砂利を取り片づけてきたよ)
とひょーもない (滋賀の方言)
とてつもない。 しょーむないもんを、とひょーもない値で、こーてしもた(つまらぬ物を、とてつもない値段で、買ってしまった)
とびしゃり (三重の方言)
雨水などのとばしり。飛沫。 いっちょらやのにとらっくのとびしゃりにやられてさ(一張羅の服なのにトラックの水しぶきにやられてさ)
とびっくら (長野の方言)
かけっこ。 とびっくらしよー(かけっこしよう)「走る」ことを「とぶ」という。
とぶ (山梨の方言)
走る。 俺はぼこのころからとぶは得意だから(俺は子どものころから走るのは得意だから)名詞形は「とびっこ」。
とぶ (静岡の方言)
走る。駆ける。 そんなにとぶとあぶにゃーぞ(そんなに駆けると危ないよ)
とぶ (愛知の方言)
走る。 とんでってごろんとでんぐりかーただに(走っていってごろんとひっくり返ったんだよ)「徒競走」は「とびっこ」という。
とぶ (福島の方言)
走る。 早ぐとんでこー(早く走って来い)浜通り・中通りでは「はねる」。