あいまち (島根の方言)
事件や事故。〈やや大きい〉怪我。 あいまちせんやに、かえってごしない(事故がないように帰って下さい)
あいやこ (奈良の方言)
共有。 荷物がふえてもなんぎやさかいに、この道具、あいやこしょーか(荷物が増えても困るので、この道具、共有しようか)
あがいに (高知の方言)
あのように。 あがいに言わいじゃち、えいじゃいか(あんなに言わなくてもいいじゃないか)
あげん (三重の方言)
あのように。 あげんおそろしーもんかいなー(あのように恐ろしいものかなあ)「こげん(このように)」「そげん(そのように)」も。
あずない (香川の方言)
幼稚な。 図体が大きゅうなっても、あずないなぁ(成長しても、子どものように幼稚で世間知らずだ)
あっぱとっぱ (千葉の方言)
あわてるようす。あたふた。 急に雨ガ降ってきたがら、あっぱとっぱしっちゃーよー(急に雨が降ってきたから、あたふたしちゃうよ)
あまる (島根の方言)
落雷する。 かんなりのあまーやーな声で、えわっしゃー(雷の落ちたような声で言われる)
あめくせ (青森の方言)
食物が腐った状態。またその臭い。 ずんぶあめくせかまりしてらな(ずいぶん腐ったような臭いがしているな)
あもよ・あもじょ (長崎の方言)
おばけ。 泣きよったら、あもよの来るよ(泣いていたら、お化けが来るよ)幼児に向けて脅すようなしぐさとともに言う。
あゆっ (佐賀の方言)
落ちる。降る。 あめんあゆっけんが、とーばたのぬれんごとうじゃーてもどろ(雨が降るから、凧が濡れないように抱いて帰ろう)