ほげる・ほがす (長崎の方言)
穴があく〈自動詞〉。穴をあける〈他動詞〉。 耳んすばほがしてよーっときーとかんね(耳の穴を開けてよく聞いておきなさい)
ほんがほんが (島根の方言)
ゆっくり〈ぼんやり〉歩くさま。 ばーさんが、ほんがほんがして、いきなった(お婆さんがぼんやり歩いて行かれた)
ぼっとすると (栃木の方言)
ひょっとすると。もしかすると。 きなっくせーがらぼっとすると、はー、食べらんねーかもしんね(焦げ臭いからもしかすると、もう食べられないかもしれない)
まがる (徳島の方言)
邪魔になる。 ほこまがるけん、どきないよ(そこは邪魔になるからどきなさいよ)南方では「まぎる」。
〜ましょ (長野の方言)
〜しなさい。 はやくいきましょ(早く行きなさい)はやくあがりましょ(早く召し上がりなさい)軽い敬意のある命令。
またいする (富山の方言)
しまう。 もったいないさかいで、半分またいしとかれ(もったいないので半分しまっておきなさい)
みそっつぐ (栃木の方言)
みそさざい。 堀っこん中でみそっつぐが、チチッ、チチッと鳴ぎながら飛びまーってた(堀の中でもみそさざいがチチッ、チチッと鳴きながら飛び回っていた)
むんなれー (沖縄の方言)
世の慣習を学ぶこと。 ありがみーんかい んじゃーに むんなれー しぇー(あの人のところへ行っていろいろ学んできなさい)「もの習い」に対応する語。
もじく (千葉の方言)
果物などを枝から取る。もぐ。 柿欲しんなら裏からもじいてこ(柿が欲しいなら裏からもいできなさい)
もぞなぎ (宮崎の方言)
かわいそう。 たまろか、そんげもぞなぎこつすんなて(がまんできないよ、そんなかわいそうなことをしたらだめよ)