〜あす (三重の方言)
〜です。 きょうはまたえらいさぶあすなー(今日はまたひどく寒いですね)形容詞および形容詞型活用の語の語幹について丁寧の意を添える。
あたりがほー (三重の方言)
くじびきで決めること。 あたりがほーでよろしあすで(くじびきで決めてよろしいですから)「当たり果報」の意。
おいそれと (三重の方言)
すぐ簡単に。 あいてがあいてや。おいそれといくもんか(相手が相手だ。すぐ簡単にいきゃしないよ)掛け声を副詞に造語している。
おむし (三重の方言)
お味噌。 このおむしゃじょーとだす(このお味噌は上等です)「醬油」を「おしたじ」と言う。
おーばけんたいに (三重の方言)
おおっぴらに。無遠慮に。 ほしたらおーばけんたいにやすめるやないかな(そうしたらおおっぴらに休めるじゃないか)「けんたいに」だけもある。
きびょーやみ (三重の方言)
極端な潔癖症。 あのこーはそらきびょーやみやに(あの子はそれはそれは潔癖症だよ)
〜こそ (三重の方言)
〜しか。 さけはたまにこそのまへん(酒はまれにしか飲まない)志摩では「〜より」「〜から」、伊賀では「〜はちゃ」。
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
しゃだれ (三重の方言)
横なぐりの激しい雨。 えらいしゃだれにおーてなー、おーじょーしたわ(ひどい土砂降りの雨で大弱りだったよ)
だいひょー (三重の方言)
大柄・長身、またその人。 だいひょーのひとやったでな(大柄な人だったからね)