あげん (三重の方言)
あのように。 あげんおそろしーもんかいなー(あのように恐ろしいものかなあ)「こげん(このように)」「そげん(そのように)」も。
おもーさま (三重の方言)
たくさん。存分に。 かつおのなぶらがおもーさまおって(カツオの群れがたくさんいて)
おーとっしゃー (三重の方言)
あれまあ。 おーとっしゃー、がいなもんじゃねや(あれまあ、たいしたもんだなあ)
くれる (三重の方言)
遣る。あげる。 うちゃーよっかーあるよってまーくれるわ(うちはたくさんあるからまああげるわ)「くれる」を「あげる」の意に使っている。
〜ざった (三重の方言)
〜しなかった。 とーかもくわざったんじゃひてなーおい(十日も食わなかったんだからねえ、あなた)「〜だった」「〜はった」とも。
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
だんない (三重の方言)
かまわない。 ひとつやそこらはだんない(一つや二つくらいはかまわない)志摩・伊勢市では「だんね」。
〜とさいが (三重の方言)
〜と。 おひきゆーとさいがなー(おひき〈贈物の容器に入れて返す品〉というとねえ)「〜とさいご」とも。
〜どん (三重の方言)
殿。様。 あのいしゃどんなかなかなー(あのお医者さんはなかなかねえ)敬意の接尾辞。
はざん (三重の方言)
だめ。いけない。 いーなはざんよになったじょー(胃がだめになったぞ)「筈合わん」のつづまったもの。