おーばかる (愛知の方言)
広く陣取る。 荷物をいっぺぁー横におぇーて、おーばかってござる(荷物を一杯横に置いて、自分一人で広く陣取っている)
きばる (和歌山の方言)
許す。 そのごうら、命とんのきばったらしい(その河童は命を取ることを許してくれたらしい)
けっぱなずく(1) (鳥取の方言)
つまずく。 年を取ると、ちっしゃな石でもけっぱなずいてもくれる(年を取ると、小さな石でもつまずいて転ぶ)
こけら (東京の方言)
魚のうろこ。 まぐろのこけらを取る
ししび (愛知の方言)
濡れた物を広げ干して水気を取ること。 この服濡れとるで、ししびせよか(この服は濡れているから、〈広げ干して〉水気を取ろうか)
しった (埼玉の方言)
〈鍋などの〉底。下。 もー少ししったのほーだと取るんが楽なんだけんどな(もう少し下の方だと取るのが楽なのだけどな)樽のしったに隠れてる(樽の下に隠れている)
はだ (和歌山の方言)
うろこ。 さなかのはだとる(魚のうろこを取る)
もじく (千葉の方言)
果物などを枝から取る。もぐ。 柿欲しんなら裏からもじいてこ(柿が欲しいなら裏からもいできなさい)
もる (滋賀の方言)
摘み取る。 お蚕さん上ガるまで毎朝、気ばって桑もりや(蚕が上(じょう)蔟(ぞく)するまで毎朝、精出して桑摘みだ)